【京都パン】全国的にも珍しい北欧フィンランド家庭の味☆ライ麦パン必食「キートス」
今回は中京区壬生にある全国的にも珍しい北欧フィンランド式ベーカリー。自家製天然酵母パンやライ麦パンなど味わい深いパンたち。
北欧フィンランド家庭で食されるパンをそのままに
中京区壬生エリア。ここに、全国的にも珍しい北欧フィンランド式のパン屋さん『キートス』があります。わりと古株のお店で、オープンして20年余り。
以前何度か訪れたことがあり、さらについ最近もやってきましたが、いつも来店する時間帯が遅いこともあり、店内にほとんどパンが残っていない状態だったり。そして、その都度ご主人が申しわけなさそうに謝られていて。なので、今回はあらかじめ電話で取り置きしてもらい、やってきました。確実に購入したい方はそうしてください。
それにしても、はっきり言って店構えボロボロです(笑)初訪問の人にはここがお店なのかなんなのかわからないくらいの怪しさ。以前はちゃんと屋根部分にテントも張られ、店名も表示されていましたが、そのまま時にまかせて朽ち果てた状態です...
それでも知る人ぞ知る有名店で、今年2月十条通にオープンした北欧デザイナーズホテル『ザ・レインホテル京都』の朝食で、こちらのパンが採用されていることを知り、やはり有名店なんだな、と改めて感じ入ったというか。
ホテルの記事→
https://kyotopi.jp/articles/cKxns
店名『キートス』はフィンランド語で「ありがとう」の意味。こちらのご主人は2年ほどフィンランドでパン作りの修行をされ、その製法や味そのままに、お店でパンを提供されています。
この時昼過ぎでしたが、あまりパンはないとはいえ、これでもいつもよりまだ残っているというか。今回は取り置きなので無問題ですが。
それも、自家製天然酵母発酵だったり製法に手間暇かかることとご主人がわりとご高齢ということもあり、あまり量産できないということもあるんでしょうね。
こちらのパンの特徴として、無添加の全粒粉やライ麦を使い、さらに自家製天然酵母発酵。さらに、通常のパン屋さんではあまり見かけない形状や名称のパンが並びます。ちょっとパンから異国情緒を感じたり。
今回は店で人気のこの2種類。
全粒粉100(ww100)712円とルイスリンプ(ライ・ブレッド)ハーフ356円で。若干割高感もありますが、ふわふわのパンとちがい、しっかり密の食べ応えある仕上がりのパン。なので、きっと材料費がかかっているものと察します。
ライ麦パンはハーフなので切り口わかりますが、こちらは全粒粉100。切るとふんわりとその全粒粉と酸味ある香りが漂います。そして、パンナイフがなかなか進まない、生地の密感も手ごたえとしてあります。
とあるブランチにスライスして少しトーストしたり。どちらも独特の酸味と噛みしめるごとに香ばしい全粒粉やライ麦の深い味わい。他の料理に負けない存在感。
で、クリームチーズやサラミなどとの相性が抜群。これだけでビールやワインなどのお酒のアテにもなり、それが他のパンとは違う特徴とも言え、そのクセの強さに一度食べたら病みつきになる美味しさ。
これから寒くなる季節、こういったパンが逆に恋しくなるような。寒い北欧フィンランドのパンだけに。煮込み料理との相性も抜群。京都にいながらにして、フィンランド家庭の味の再現ですね。お試しあれ!
ヨ~イヤサ~♪
詳細情報
名称:キートス
場所:京都市中京区壬生坊城町33−5
電話:075‐842‐0585
営業時間:10:00~19:00
定休日:火曜日
関連サイト:http://www5a.biglobe.ne.jp/~kiitos/index.htm