「地域に奉仕」の原点を胸に 川崎鷺沼ロータリークラブ 高橋悟 会長(66)
19年前、仕事で世話になっていた地元の名士から「仕事ばかりしていないで、奉仕した方がいい」と誘われ入会した。
岩手県出身で、大学進学で上京し就職。宮前区で約30年前に今の事業を立ち上げた。入会当時は仕事が軌道にのり忙しい盛りだったが、ロータリークラブでの出会いや活動が新たなやりがいにもつながったという。また、マレーシアや韓国などから奨学生を受け入れている同クラブ。「海外の若者との交流は貴重な体験」と魅力を語る。
会長を務めるのは今回が2回目。テーマには「地域に奉仕するクラブ」を掲げた。メイン事業では、10月に開かれる区民祭で、約60年前の宮前区の開発の様子をまとめた記録映画の上映を予定。あわせて、これからの宮前区も知ってもらおうと、区役所の移転や鷺沼駅前など、現在進む開発について行政担当者による説明会を開く。
「自分たちが暮らす土地の歴史や未来の発展を知ることは、郷土愛を育むことにもつながる。ロータリークラブを知るきっかけにもなれば」