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養護施設児童ら職業体験 中原区のホテルで

タウンニュース

コップを入れる作業をする子ども

児童養護施設「すまいる」(川崎区浜町)の子どもたちにホテルの仕事を知ってもらう職業体験会が、リッチモンドホテルプレミア武蔵小杉(中原区/本橋沙織総支配人)で開催された。

主催したのは、早稲田大学料飲稲門会。同会常任理事の齋藤保則さんは同施設近くで会社を経営し、以前から交流を図っている。齋藤さんによると、これまでとは違う形の支援ができないかと職業体験を企画。4年前に実施する予定だったが、コロナ禍で企画が流れ「何としてもやりたい」との思いで今回の開催にこぎつけたという。受け入れ先のリッチモンドホテルの運営会社・アールエヌティーホテルズを傘下に持つロイヤルHDの菊地唯夫代表取締役会長が料飲稲門会会長を務める縁もあり、実現した。

職業体験は2日間に分かれて行われ、施設に入所する年少から中高生が参加。最初に子どもたちはレストランでブッフェ形式の朝食をとり、ラーメンづくりを楽しんだ。その後の職業体験では朝食の補充を行ったほか、中高生は外国人を接客する際の英会話などを学んだ。子どもたちからは「働きたいので面接に行きたい」といった声もあったという。

齋藤さんは「経験を通して将来のビジョンを描くきっかけになってもらえれば」と話す。

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