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人から狙われている…妄想から殺人を犯す「幻覚型」連続殺人の特徴とは!?【図解 犯罪心理学】

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人から狙われている…妄想から殺人を犯す「幻覚型」連続殺人の特徴とは!?【図解 犯罪心理学】

動機から見た連続殺人① 妄想から連続殺人に至る「幻覚型」【図解 犯罪心理学】

妄想から殺人を犯す幻覚型

FBIが犯行現場の状況を基に分類したのに対し、ホームズは動機的な側面を含めて、連続殺人事件を4つに分類しました。

最初のタイプは幻覚型です。これは妄想性の精神疾患によって引き起こされるタイプの連続殺人で、犯人は「自分が人から狙われている」といった被害妄想に取りつかれます。また、「世界を救うためには、人を殺さなくてはならない」という指令的な妄想の場合もあり、さらには、実際にそのような声が聞こえるといった、幻聴をともなうこともあるのです。

このタイプの犯人は精神疾患が進んでいるため、犯行現場は無秩序型になりがちです。さらに、捕まらないようにと積極的に策略をめぐらすわけではないことから、比較的早期に検挙されます。

なお、このタイプの殺人犯を語る上で、精神疾患を持つからといって、連続殺人を起こしやすくなるわけではないということに注意する必要があります。

アメリカでは6人を殺害したリチャード・チェイス事件、日本では連続殺人ではなかったものの、「手術の際に自分の体にはさみなどの手術器具を置き忘れられた」との妄想に取りつかれて医師を殺害した、青物横丁医師殺害事件などの事例があります。

出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 犯罪心理学』

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