「体力過信せず登山を」 山岳救助隊へ感謝告げる
命を助けられたとして堀井美千代さん(60・平塚)が4月12日、秦野警察署を訪れ、山岳救助隊隊員に感謝を伝えた=写真。
堀井さんは4月5日、息子と共にヤビツ峠から塔ノ岳登頂へ。普段からマラソンをしており体力には自信があったが、大倉尾根を下山中に膝の痛みで動けなくなったという。通報を受け、山岳救助隊が約2・5Kmを交代で背負い下山。救急車で運ばれたものの大事に至らずに済んだ。「体力に自信があっても動けなくなることがある。他の方への啓発に繋がれば」と堀井さん。隊員は「元気な姿を見ることができ、今後の励みになった」と話す。
山岳遭難事故が起きやすい大型連休。秦野署は「十分な水分を持参し、装備・計画は万全に、早出・早着で楽しい登山を」と呼びかけている。