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「SHOGUN」シーズン2、石堂は再登場できるか?石田三成は関ヶ原の戦い後に処刑されているが

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日本人キャスト主体、ほぼ日本語の作品ながら、米テレビ界の最高峰プライムタイム・エミー賞で最多25ノミネートを果たした異例の大ヒットシリーズは、現在シーズン2に向けて準備中だ。当初はシーズン1限のリミテッド・シリーズとして制作されたが、世界的な反響を受けて複数シーズン更新へと戦略変更。すでにジェームズ・クラベルによる原作小説は描き切ったため、ここからはドラマオリジナルの脚本で新天地へ向かう。

原作はないとはいえ、このドラマは関ヶ原の戦い前夜を舞台に、徳川家康や石田三成ら歴史の偉人に基づくキャラクターによる時代劇を描いた。シーズン2以降は実際の日本史に従って作劇すると、プロデューサー兼任の真田広之は語っている。

すると、シーズン1で真田が演じた吉井虎永と壮大な攻防戦を繰り広げた石田三成は再登場できるか。演じた平岳大は米のインタビューにて、シーズン2以降での出番の可能性を尋ねられると、こう答えた。

「もしドラマがシーズン1のような時系列で進むなら、僕が演じた石堂和成は、関ヶ原の戦いの後に処刑されるはずですね。

(現時点では)まだ死んではいません。できればこのシリーズを生き延びたいものですが、しかし史実はそうではない。だから、僕には何もできません。」

平が説明しているように、石堂の着想元である石田三成は関ヶ原の戦いで徳川家康の東軍に敗れた後に敗走。追補隊に捕えられ、最期は斬首刑となる。執行の直前、喉の渇いた三成は水を求めるが、「水はないが、柿がある。代わりにこれを食せ」と差し出された柿を「痰の毒になる」と言って拒んだという逸話も。処刑後の首は見せしめとして晒し首となった。

「SHOGUN 将軍」シーズン1では関ヶ原の戦いに至るまでの壮大な駆け引きが描かれた。合戦自体はまだ描かれていないため、シーズン2では少なくともその一部始終に触れられるはず。その場合、壮絶な最期を迎える石堂が描かれることになるかもしれない。

真田によって語られていたところによれば、シーズン2では、「キャストの半分は戻り、残りの半分は新しいキャラクターになる」という。多くの登場人物たちはシーズン1劇中の出来事に命を捧げており、生き残ったものは少ない。シーズン2以降では、平が熱演した素晴らしい悪役に並ぶような新キャラクターの登場に期待したい。

なお、平はこの石堂役で浅野忠信と共にエミー賞 助演男優賞にノミネートされている。9月16日(日本時間)発表の受賞結果にも日本から注目しておこう。

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