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諏訪湖でのボートワカサギ釣りで289尾【長野】近年のワカサギ大量死から回復傾向か

TSURINEWS

ワカサギゲット(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

12月27日(金)、長野県中央部にある諏訪湖を訪れた。目的は仕事だったが、一泊してワカサギを狙う。諏訪湖では順調に10束超えの釣果が出ているようなので、期待を込めての釣行だ。

諏訪湖でワカサギ釣り

諏訪湖のワカサギのボート釣りは終了しているとのことなので、前日にドーム船を予約して、受け付け開始の6時半前に到着。受け付けを済ませて、渡し船のクルーザーへと乗り込む。

到着すると、60畳ほどのドーム船2台とテントが並んだ台船1台が連結された施設で、昨年営業を開始したとあってきれいなワカサギ釣り施設。

出船前にスタッフと話をしたところ、9月の営業開始から順調に釣れていたものの、水温の低下とともに群れの位置が不明瞭になり、このところまったく釣れない日もあるとのこと。

諏訪湖の様子(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

諏訪湖は県中央部の諏訪盆地に位置し、最大水深が7mほどと浅いのが特徴。ワカサギは、1915年(大正4年)に茨城県の霞ヶ浦から移入された。以前は全面氷結し、氷上ワカサギ釣りが人気だったが、温暖化の影響か近年ではドーム船によるワカサギ釣りが楽しまれている。

近年は何度かワカサギの大量死が発生して問題となっているが、現在は復調傾向にある。水深が浅いことが災いし、外乱を受けやすいのだろう。

30分でまずまずの50尾

現地までは5分ほどの行程で、到着順に席を選んで釣り座を整える。私が準備をしている間にも、道具がすでに準備されていた手ぶら釣行の人にワカサギが釣れている。

釣り座の様子(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

ようやく私も準備が終わり、湖底へと仕掛けを下ろすと、強烈なアタリが穂先を襲った。上がってきたのは15.5cmのシシャモ級のワカサギだ。

1尾目はナイスサイズが釣れてきたものの、その後は5~7cmの当歳魚がポツポツと続く。だが、群れの入りはあまりよくない。30分でようやく20尾超の釣果。それでも群れが回ってきて、30分で50尾とまずまずのペースになる。

シシャモ級のワカサギ(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

ドーム船内はポカポカ

しかし、その後はピリッとしない。アタリすらない時間が続く。魚探にも反応がなくなった。水深が浅いということは手返しよく釣れる一方で、異なるタナの群れが回遊することがないため、魚のいない場所を釣らなければならないリスクがある。

特にドーム船となれば、自分の意思で場所移動できないのが欠点だ。それでも、ドーム船内はポカポカ、間食をしながらゆっくりと群れが入ってくるのを待つことにする。

群れが回ってくるのは20~30分に1度ほどで、釣れるのは3~5分ほど。群れが入ってきた時に、どれだけ手返しよく釣るかが勝負になりそうだ。それでも、時間とともに群れが入ってくる間隔が長くなり、釣れなくなってきた。

そこで、釣り座が空いていたので、魚探を持ってウロウロしてみる。すると、もう一方のドーム船では群れは小さいものの、比較的速い周期で群れが出入りしている。テントが設置された台船の側面には大きな群れがいるので場所移動。

時刻は12時を過ぎているが、ここから爆釣といきたいところ。諦めの悪い私は、過去に納竿直前の大型ニジマスやアユの夕上りの入れ掛かり、夕方に浮いてきたワカサギの爆釣を何度も体験している。

当日もしつこく試行錯誤を繰り返すが、釣況はやや改善したものの爆釣とはいかず、14時45分に納竿した。

最終釣果

釣果は5~15.5cmを289尾1,365g。当歳魚中心だったが、15cm超級が3尾交じった。数日前には、トップ釣果が100尾にも満たなかったようなので、ぜいたくは言えない。

ただ、水深の浅い同湖で15cmを超えるワカサギが育っていることを考えると、湖のポテンシャルは高い。

当日の釣果(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

<週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース関東版』2025年1月17日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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