小池陽人さんが登壇 金沢区で仏教文化講演会
金沢区内の29の寺院が所属する金沢区佛教会と金沢区釈尊奉讃会は11月6日、金沢公会堂で「金沢仏教文化講演会」を開催した。両会主催での開催は5年ぶり。会員ら約300人が集まった。
当日は、YouTube法話などで知られる兵庫県・大本山須磨寺寺務長の小池陽人さんが「こころゆたかに生きる」をテーマに講演。小池さんは、「自分に価値があるか自分で決めてしまう人が多いが、この世のものすべてに価値がある。誠実に生きていたら気づかないうちに誰かに教えを与たり、支えたりしている」と語った。さらに「生きている意味や、誰かの役に立っているか、いないかなんて思わず、生きていることが奇跡。皆、ご先祖様というとんでもない数のフォロワーに見守られている。心豊かに生きていきましょう」などとユーモアを交えた話に、会場は笑いに包まれていた。
また、第1部ではチャリティー寄席として、瞳ナナさんのマジックや、笑福亭里光さんの落語も行われた。
金沢区佛教会の佐伯隆道会長は、「仏教の教えをいろいろなかたちで皆様に触れてもらえたらと思っている。このような機会を今後も設けていきたい」と話していた。