【国内最大級】ラ・ムーでたたき売られてた『地球ガム』が「甘いジャリそのもの」だった
西日本を中心に展開する岡山発の超ディスカウント系スーパー『LAMU(ラ・ムー)』の名物は「お菓子の量り売り」。簡単にいうと “昔デパートなどに必ずあった子供向けのアレ” なのだが、ラ・ムーのソレは規模がレベチである。
アメ、ラムネ、クッキー、グミ、ナッツ、ドライフルーツ、果ては調味料まで、あらゆるタイプの “お口の恋人” が揃いも揃って価格は1グラム2円。高いのか安いのかちょっとイメージしづらいが、まぁラ・ムーに限って「高い」ってことは絶対ありえないから大丈夫だ。
先日、そんなラ・ムーの量り売りコーナーを物色していたら『日本最大級のガム』を発見した。「最大」ではなく「最大級」ってあたりが、いかにもラ・ムーらしくてイイ。
・国内最大級のカラーボールガム
こちらがラ・ムーの量り売りコーナー(のごく一部)。
“目移りしすぎて逆に何も買わない現象” が頻発することで知られるこの空間を、この日は真面目に散策。すると……
『国内最大級のカラーボールガム』とな……?
正式名称を『キングガム』というらしいソレは、スーパーとかで売ってる10円ガムと比べると10倍くらいありそうなサイズ感である。「超デカいガム食いて〜!!」と思ったことは人生で1度もないが、経験としてトライしておくべきなのだろうか……?
一旦頭を冷やすため、私は量り売りコーナーから離れてみることに。店内を見渡すうち、超デカいガムのことは忘れているかもしれない。むしろ忘れたいと言ったほうが正しいかもしれない。
が…………
逆に『超デカいガムの亜種』を発見してしまう……!
・買った
もはや運命(さだめ)と観念した私は、保護の意味も込めてそのガムを購入した。
超デカいガムの亜種は、その名も『地球ガム』と『惑星ガム』。1グラムあたり1円の計算なので、ポッキリ半値でたたき売られていたことになる。
3〜4年くらい前、韓国発のお菓子『地球グミ』が流行ったことは、若年層を中心にそこそこ知られるところだ。個人的予想ではあるが、おそらくこの地球&惑星ガムは、地球グミ インスパイア系菓子なのではないか? そして地球グミブームの終焉とともに、静かにたたき売られているのではないだろうか? (※ あくまでも勘です)
こちらが地球&惑星ガムの近影。宇宙を感じるといえば感じるし、キモいといえばキモい。
個体差はあるものの、だいたい平均直径は3cmくらい。全力で投げたら人を殺傷できそうな程度の硬さはある。怖いなぁ……食いたくねぇなぁ……。
・他人に食わせればいい
ってことで、歯が丈夫そうな編集部メンバーに食べてみてもらうことにした。
砂子間「外側のガリガリ部分がなかなか消えてくれなくて喋りづらい……女性や年配の人には結構しんどいんじゃないかな? その割に甘さの持続力が弱くて、味が無くなったら地獄。でも、見た目はテンション上がるよね! 個人的にはアリ」
古沢「味は悪くないですが、味に到達するまでが結構ツライですね。僕はストレス緩和目的でよくガムを食べるんですけど、これは逆にストレスが溜まります」
中澤「ごめん、噛めない。虫歯の治療中なんだよね、僕……」
……という感じであった。
もちろん最終的に自分でも食べてみた結果、味は普通においしい。地球ガムは甘くて爽やか。惑星ガムは『サーティーワンのポッピングシャワー』の系譜を感じる。歯とアゴに自信がない方は注意が必要だが、この「甘いジャリ食ってます」的壮絶食感は、人生経験として一度はトライする価値アリ。
ちなみにガムがデカいからといって、必ずしも大きなフーセンが膨らむわけではないようだ。地球ガムと惑星ガムの在庫状況は不明だが、「国内最大級のガム」はラ・ムーで販売中。お近くの人は探してみておくれ。
執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.