Yahoo! JAPAN

川崎市、「越境ECサイト」による海外での販路開拓を支援

タウンニュース

ECサイト「Kawasaki City Store」のトップページ

世界の人々に川崎のものづくりの魅力を伝え、販路拡大を目指す川崎市の越境ECサイト「KawasakiCityStore」が3年目を迎えた。今年は個人消費者向けの商品に加え、海外の企業にアピールする「BtoB」の出品にも挑戦している。

川崎市は2022年秋、市内の中小企業の海外での販路開拓を支援するため、越境ECモール「j―GrabMall」を運営するジェイグラブ株式会社(東京都渋谷区)と業務委託契約を締結。この「Mall」内に特設サイト「KawasakiCityStore」を開設し、海外の顧客につなぐ。各国のバイヤーが集まる海外の展示会への出展も年数回あり、23年度末までの2年間で43社が計117品を出品し、456件を受注したという。

今年6月にオープンした最新の「Store」には、コミュニケーションロボットの企画・開発を手掛ける「トレンドマスター」(中原区)の「猫型ロボット」など独創的な商品が並び、ビジネス向けの商品も加わった。市の担当者は「多くの売り上げを達成するうえでも、企業の技術力や製造力をPRすることでビジネスをつなげたい」と意気込みを語る。

特色ある商品を発信

食品サンプル製造業の「つかさサンプル」(宮前区)は寿司や丼などの食品サンプルのミニチュアキーホルダーや、リアルなラーメンのサンプルなどを出品中だ。昨年度はロサンゼルスやシンガポールでの展示会にも参加し、様々な国のバイヤーと接した。社長の田中信司さん(50)は「海外での販路開拓を考えていたが、自力でここまでは無理だった。海外からの問い合わせや受注が集まり、可能性が広がった」と手応えを語る。

市では現在開店中の「Store」に参加する事業者を募集している。問い合わせは市経営支援課国際経済担当(【電話】044・200・2336、【メール】28keiei@city.kawasaki.jp)。

海外でも人気の寿司サンプルを手にする田中信司さん

【関連記事】

おすすめの記事

新着記事

  1. どうしてもご飯のおかわりをしたい超大型犬…わかりやす過ぎる『おねだり』が可愛いと13万回再生「意思表示してるw」「上目遣いあざとい」

    わんちゃんホンポ
  2. 千葉で人気の「ぶどう狩り」スポット10選!時期や品種、シャインマスカット情報も

    チイコミ! byちいき新聞
  3. 激安ECサイト『Temu』で購入したパックロッドで48cmアメリカナマズを手中【茨城】

    TSURINEWS
  4. 食欲が衰えやすい時季に最適! おでんの冬瓜の調理方法

    さんたつ by 散歩の達人
  5. 【大阪】“巨匠・ジョエル・ロブション氏も絶賛したタルト生地”で作る、黄金色のクッキー

    anna(アンナ)
  6. 年に一度札幌で開催される“都市型フェスティバル”「NoMaps2024」 全カテゴリーとそれぞれの見どころを紹介

    Domingo
  7. 能楽にインスピレーションを得た展覧会「ケからZ ー能楽、風景、観光ー」が東中野で開催中

    タイムアウト東京
  8. 中目黒に地球の質量を感じるラウンジ「SANU NOWHERE」がオープン

    タイムアウト東京
  9. 吹田総合車両所福知山支所乗り入れや福知山鉄道館の見学も 「森の京都QRトレイン」貸し切りツアー11月に開催

    鉄道チャンネル
  10. 宇宙?空中?陸!? そこにいるはずのない魚が出てくるアニメ

    アットエス