新議員に聞く 抱負と目標〜山谷真慶議員
今年4月の赤穂市議選で初当選した3人の議員に今後の抱負と目標などをインタビューした。
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―市会議員になろうと思ったきっかけを教えてください。
「(赤穂市職員時代に)給食センター所長代理として給食費無償化の要綱づくりに取り組みましたが、完全無償化は実現できず、公務員としての限界を感じたことから、政治の道に進んで実現させようと考えたのがきっかけです。(昨秋の)兵庫県知事選で齋藤陣営のボランティアに参加して政治活動に触れたことで、知事の進める『躍動する政治改革』を赤穂で実現したいと考えて立候補しました」
―「躍動の会」の公認で立候補したのは。
「当初は無所属で、自分一人でチャレンジするつもりでしたが、3月10日に『躍動の会』が立ち上がり、私から会に連絡を取り、お話ししたところ、一緒に戦いましょうということになりました」
―齋藤知事と今後連携しますか。
「直接お会いして話したことはありませんが、赤穂市も県と同じ方向を向いて改革を進めるべきだと思っていますので、県が進める政策のうち、赤穂市で取り入れられるものには、議員の立場で積極的に取り組んでいきたいです」
―市議として取り組む最重要課題に「赤穂市民病院の改革」を挙げています。
「まずは医療事故問題の真相を明らかにしなければ始まらないと考えています。市民が納得できる状況をつくることが必要です。今の説明は、市民に十分に伝わっていないと感じていますので、市民の疑問にきちんと答える必要があります。経営形態の検討と合わせて根気強く取り組んでいきます」
―どんな市議になりたいですか。
「市民の声を市政に届けられる議員を目指していますので、できるだけ多くの声を吸い上げ、市政に直接反映させていきたいです」
―立候補前のことですが、元西播磨県民局長の給与返還を求め住民監査請求しました。
「公用パソコンの中身を開示させるための手段の一つとして請求しました。パソコンの私的利用がなければ、給与を返還する必要はありません」
―山谷さんが市職員時代に長期休職していたのではないか、議員として務まるのか、との疑念が持たれている。また、居住要件を満たしていなかったのではないかと異議申し出が出された。
「そういった誹謗中傷的なご指摘については、コメントを控えさせていただきます。今後の議員活動を通じて、市民のみなさんにご判断いただければと思います」
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▽山谷真慶氏の主な経歴=元赤穂市職員、元塩屋幼PTA会長、元塩屋小PTA副会長。国士舘大政経卒。趣味は落語、浪曲鑑賞。自宅は磯浜町。56歳。