上杉謙信役に俳優の松平健さん招へい 上越市の第100回謙信公祭
新潟県上越市の謙信公祭協賛会は2025年1月30日、第100回謙信公祭(8月23、24日)の上杉謙信役が、「暴れん坊将軍」や「マツケンサンバ」でおなじみの俳優、松平健さん(71)に決まったと発表した。松平さんは8月23日に行われるメインイベントの出陣行列と川中島合戦の再現に出演する。
《画像:第100回謙信公祭で謙信役を務める松平健さん(株式会社三喜プロモーション提供)》
松平さんは暴れん坊将軍をはじめとする数多くの時代劇に出演し、殺陣や乗馬経験があることや、マツケンサンバでのブレイク、近年はYouTube活動でも注目を集めるなど、全国的に年齢や性別を問わず親しまれていることなどからゲストとして招へいが決まった。
これまでの経歴で松平さんが謙信役を演じるのは初めてで、「記念すべき第100回の謙信公祭に参加させていただくことになりとても光栄。群雄割拠の戦国時代の中でも、才智あふれた名君・名将で、越後の人のみならず、今なお広く愛され続けている謙信公を、過ぎし日に思いを馳せながら務めさせていただきたい」とコメントしている。
《画像:記者会見で謙信役を発表した青柳実行委員長(左)ら》
記者会見した謙信公祭実行委員会の青柳伸一実行委員長は、「松平さんは昨年芸能生活50周年を迎え、時の人として知名度も高い。上越市を全国にピーアールして、大勢の人に訪れてもらえる盛大な祭りにしたい」と力を込めた。演出などはこれから協議するとしているが「マツケンサンバはぜひ踊っていただきたい気持ちはある」と話した。入り込みは昨年よりも1万3800人増の6万2000人を見込んでいる。
市によると、松平さんの出演料など招へい費用は計約1084万6000円。ゲストとしての謙信役は、2001年に俳優でタレントの辰巳琢郎さん、2007年から2015年までミュージシャンのGACKT(ガクト)さんが合計7回、2024年は元宝塚歌劇団男役で新潟市出身の越乃リュウさんが務めている。