夢の丘小 地域の元気につなぐ 児童考案の体操とスポーツ
夢の丘小学校(当麻)5年生が2月25日、同校体育館で地域の高齢者を対象に体操や運動を体験会として実施した。
総合的な学習の時間で「地域の健康」について取り組んだ。その中で「運動不足」が課題となり、体操やスポーツを考案することで解決へとつなげた。
1組が考えたのは「夢の元気体操」。ペアを組んで音楽に合わせ、活動的な動きも体操に取り入れている。「いきいき百歳体操」や「ラジオ体操」を参考にしつつ市内の整骨院やジムに監修を依頼し、試作を重ねてきた。
地域住民に向け、体験会を行うのは今回が3回目。開催ごとにアンケートを行い、カウントを入れることや音楽のテンポを落とすなど、改善にも取り組んだ。初対面の地域住民とペアを組むことがほとんどのため、この経験を通じ「積極的に話しかけたり人前で話したりするのが得意になった」と児童は話す。
2組は新しいスポーツの開発に取り組んだ。ただ、いろいろと調べるも既存のものが多かった。
その中で生まれたのが踊りを取り入れたダーツや新聞を使ったテニスなどの5種類の競技。「一緒にやって地域の人が喜んでくれて良かった」と担当児童は話す。
参加した地域住民は「家にいるだけだと座っているだけなので、この機会が楽しかった」と声を弾ませた。