洗っただけで満足してた…。「まな板にカビが生える人」の“3つのNG習慣”
お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。「いつの間にか、まな板に黒い点がついてる……」もしかするとそれは、頑固な黒カビかもしれません。毎日の料理に使うまな板だからこそ、キレイに保つ習慣が大切です。そこで今回は、まな板にカビが生える、3つの「NG習慣」をご紹介します。
NGその1.使用後すぐに洗わない
調理が終わってから、「また後で使うから……」と放置していませんか? じつはこれ、カビが生える原因のひとつです。
食材のカスや水分が残った状態は、菌が増殖しやすい絶好の環境。特に肉や魚を切ったまな板は、雑菌が短時間で増えることもあります。
いかに早く洗って菌の繁殖を防ぐかが、まな板の清潔さを左右します。すぐに流水で汚れを流し、洗剤できちんと汚れを落としましょう。
NGその2.水洗いだけで終わらせる
「野菜しか切っていないから」と、軽く水で流すだけで済ませていませんか? 見た目が汚れていなくても、菌は繁殖します。
まな板には包丁によってついた細かい傷が無数にあるため、水洗いだけでは汚れや菌が残ってしまいます。
日頃のお手入れは、食器用の中性洗剤でかまいません。さらに、週に1回ペースで熱湯消毒やアルコール除菌を行うと、除菌効果がアップしますよ。
NGその3.乾かさずに収納する
まな板のお手入れは、乾かすまでが大事。湿った状態でまな板をしまうと、カビや菌の繁殖リスクが高まります。
木製・プラスチック製に関わらず、湿気がこもったままの収納は危険です。使用後はしっかり洗って風通しのよい場所でしっかり乾かしてから収納するのが鉄則。縦に立てて乾かすと、ムラなくスピーディーに乾きますよ。
「洗う・乾かす・しまう」がカビ防止の基本
まな板のカビは、ほんの少しの手抜きから始まります。使ったらすぐ洗う、洗剤でしっかり汚れを落とす、完全に乾かしてから収納する。この3ステップを意識するだけで、清潔で安心なまな板が保てますよ。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア