ティップランエギングでアオリイカ20杯と爆釣【新潟・琉神丸】ロングステイが決め手
今回お世話になった琉神丸さんですが、ティップランも好調。この日は、最高33杯と凄腕漁師さん!?も。筆者は22杯と爆釣です。キーポイントはロングステイです。その時の模様をお伝えしたいと思います。そんな琉神丸さんですが、待ちに待った、11月後半~冬の名物の寒ブリジギングが始まります。
デイ・ティップラン
デイとは「1日や昼」と言った時間の単位を意味します。朝~お昼すぎまでの釣行で、アオリイカをティップランで狙います。
当日の様子
この日は朝から風が吹き、ウネリも。港から出る際に海の色を確認したのですが、カフェオレ状態(笑)。ですが、以前もこういう状態のときに、琉神丸さんでイカを爆釣させて頂いたので、不安はなかったです。
不安と言えば、少しウネリがある為、アタリの取りにくい事が、多少気になります。沖に出たら、海の色も少し濁りはありますが、これぐらいなら問題はなさそうです。潮と風の影響で、少し船の流れは速いように感じます。
前半はイカが低活性
時間も2時間ぐらい経過しますがイカからのアクションは船中ゼロです。船長さんも移動を繰り返し、アオリイカがいる場所に船を進めます。
ポイント移動で小イカ登場
2・3回船を移動させた時です。竿を煽り、止めで待っていると、「クンックンッ」と竿先が動きます。この時イカがエギを触手で確認している感じ。すかさず合わせを入れると小気味良いイカの反応です。
重さは無く、小さい感じで上げてくると、まさに子供のイカ。このイカは可哀そうなのでリリースします。小さいアオリイカは、自然保護のためにリリースしています。
ステイ長めが的中
前半のアプローチ方法はいわゆる一般的なティップラン。底まで落とし5~7回ワンピッチで誘い上げ→ステイ(3~5秒)アタリが無ければ、再び底まで落とし同じことの繰り返しをします。釣れなくはないですが、アタリが少ない事とサイズがイマイチ……。
船の流れが速いので、ステイを長めに取る事と、誘い幅(棚)を広げる事にします。このやり方が功を奏し、20杯のアオリイカをゲット。
エギの色とグラムは?
まず、エギの色ですが朝一はマーブル、日が出てきたらマーブルかパープルにします。自分はいつもこのローテーションでアオリイカを釣っています。濁りが強ければ朝、オリーブ金→パープル→マーブルと派手目の色を加えます。ティップランが出始めの時から今までティップランをやっていますが、基本これで通しています。
パープルは、ある程度の状況でも釣果は出ますが、パープルが良くない時、自分はピンクの赤テープなどに、エギを変え釣りをしています。グラムの話ですが、朝一は基本3.5号30gで通してやりますが、潮が早い時や、船の流れるスピードが速い時などは、5g→10g→15gと重さを追加していきます。
小刻みピッチ&ロングステイ
この日のアタリパターンは、小刻みに7回~(2m~3m)巻き上げ→ロングステイ。このやり方がハマり、連続ヒットします。ロングステイは先ほども話しましたが、潮が早い時、船の流れが速い時などに、効果を発揮します。潮の流れがない時などに行うと、エギが底に沈んでしまい、根掛かりする事も。そんな時はフルキャスト→巻きで釣る釣り方もあります。
早い潮だと、エギが常に海の中で横移動し、動いていますから、下手に動かすよりは止めて、エギを自然に流してあげる事も大事だと思います。アオリイカも横の動きが良い場合と、縦の動き(シャクリ)が良い場合があるので、引き出しは多い方が良いと思います。
2人でアオリ28杯
流石は船長、ポイントをイカのいる場所に常に流しを変え、結局アタリが頻繁に途切れる事が無く後半終了。途中、船酔いに悩まされていたZさんも好調で8杯をゲットします。
アオリイカ20杯の爆釣
二人でなんと28杯!流石に出来すぎです(笑)。ショートステイからロングに変えた途端にアタリが連発しこの釣果です。
以前も爆釣させて頂いた琉神丸さんはこれからブリが始まりまた一層忙しくなるので、ブリ釣行をお考えの方は早めの予約をお勧めいたします。
<荒木清/TSURINEWSライター>