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夕マヅメのサヨリ釣りで本命24匹手中【三重・吉崎海岸】刺身や天ぷらに舌鼓

TSURINEWS

吉崎海岸で仕留めたサヨリ(提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)

10月上旬、三重県の吉崎海岸へサヨリ狙いで釣行した。夏から秋へ移行するとき、昨年サヨリがよく釣れた記録を基に釣友の坂崎さんを誘って釣行を計画した。前週は対岸の大野海岸周辺でキャッチしており、吉崎海岸でも間違いなく釣れるという自信があった。

吉崎海岸でサヨリ釣り

自宅を午前10時に出発。フィッシング遊でイシゴカイを購入し、待ち合わせ時間の10分前に到着。時間通り坂崎さんも到着した。あいさつを交わし、道具を持って釣り場へ向かう。

波は穏やかでサヨリを狙うにはベストコンディション。日差しは強いが、耐えがたい暑さは感じなかった。坂崎さんに簡単に釣りのポイントを伝えて早速釣り始める。

時間は午後1時30分ごろ。サヨリを狙っているのは私たち3人だけで、ジギングや投げ釣りの人がいるが決して多くない。頻繁に跳ねているのはイナ(ボラの稚魚)だろう。

当日の仕掛け(提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)

サヨリ仕掛けのさばき方

坂崎さんは今回が初めてのサヨリ釣り。仕掛け絡みに苦労していた。サヨリの投げ釣りは、仕掛けが着水する際にハリスがウキやカゴに絡まりやすい。

けれど何回か投げるうちに克服、釣り経験は豊富なので初めての釣りでも順応が早い。坂崎さんは最初の1投目でサヨリをキャッチしたが、その後は続かず苦戦。

私も同じで5回くらい投げてやっと1匹キャッチ。今日は少々渋いかも。妻はまだノーヒットだ。午後4時を過ぎても坂崎さんはまだ1匹。「これから時合いがきますから、前も4時を過ぎたころからアタリがあったので」と声を掛けた。

時合い前に坂崎さんと状況を確認した。仕掛け投入点は波打ち際から30m付近。エサはイシゴカイを1匹付ける。リールはゆっくり巻き、時々止めて様子を見る。試してもらうと即アタリがあったので、大丈夫だろうと自分の釣りに戻った。

釣り場の風景(提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)

夕マズメに時合い到来

午後4時を過ぎるとアタリが連発した。妻にも時合いが来たから復帰するよう促したところ、再開した1投目で待望の1匹目を上げた。

この後は仕掛けを投入するたびにアタリがあった。こうなると面白い。一気に夫婦それぞれツ抜けを達成。バラシも多く、アタリがあったうち2割くらいは外れたので工夫が必要だと感じた。

待望の1匹目(提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)

最終釣果

午後5時ごろが一番よくアタリが出たが、5時30分には日が暮れてウキが見づらくなったので納竿した。釣果は2人で24匹。ツ抜けを達成した坂崎さんも満足しているようで良かった。

初挑戦の坂崎さんもツ抜け(提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)

サヨリは美味魚

今日の釣りを振り返ると、午後1時~3時は厳しかったが、4時を過ぎたくらいから時合いを迎えた。狙うならこの時間帯がベストかも。

ポイントは風向きや潮の上げ下げによって変わる。エサはイシゴカイ、まきエサはなくても釣れる。仕掛けをゆっくり動かしているときに掛かってきた。

今まで刺し身一択だったが、今回は義母のアドバイスでいろいろと料理のバリエーションを楽しんだ。

まずは定番の刺し身。さばいた後に塩を振って余分な水気を取り、水で洗い流した。くさみが抜けて最高な刺し身となった。塩焼きは身がしっとりとして上品な味。

義母提案のてんぷらは、キスによく似た食感と味でなかなかおいしかった。ぶつ切りにしてだしを取ったが上品な味でおいしかった。

サヨリはいろいろな料理に応用でき、味もいい。今釣れるので狙わないと。キスの投げ釣りやサビキのアジに比べればマイナーなターゲットかもしれないが、簡単に釣れるのでお勧めしたい。

釣果の一部(提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)

<週刊つりニュース中部版APC・石川友久/TSURINEWS編>

 この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年11月1日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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