巨人2軍新拠点が開業 Gタウン 稲城市矢野口に
東京都稲城市矢野口に読売ジャイアンツ2軍の新球場「ジャイアンツタウンスタジアム」(通称・Gタウン)が完成し、3月1日に開業した。記念セレモニーでは巨人の阿部慎之助監督、桑田真澄2軍監督、駒田徳広3軍監督、小池百合子東京都知事、近隣市長、OBの堀内恒夫さん、原辰徳さん、高橋由伸さん、川崎市出身で巨人の女子チームに所属する田中美羽選手らによるテープカットなどが行われた。
Gタウンは、読売ジャイアンツが整備を進めている複合施設「TOKYOGIANTSTOWN」(東京ジャイアンツタウン)の中核施設。巨人の2軍戦が開催されるほか女子チームや育成年代の活動、各種イベントなどに活用される。試合のない日は球場内の一部を一般開放するなど地域活性の場としての展開も見込まれる。中堅122m、両翼100mの人工芝球場で、計約2900席。2027年には水族館や飲食施設も併設される予定となっている。
巨人軍に関しては、選手寮やこれまで2軍が本拠地としていた読売ジャイアンツ球場などの球団関連施設が、多摩区菅仙谷にある。
なおGタウンの開業に伴い稲城市が整備を進めていた道路、稲城南多摩線が2月20日に開通。これにより多摩区・麻生区と稲城市・府中市を結ぶ交通利便性が向上した。