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犬が好きな『音』3選 愛犬に安心感を与えることができる音や聞かせるときの注意点まで

わんちゃんホンポ

犬が好きな音は?

犬は人間よりも聴覚が優れており、さまざまな音に反応します。そして、苦手な音もあれば、聞くと喜ぶ音、つまり好きな音もあります。具体的に、犬はどのような音が好きなのか見ていきましょう。

1.袋のカサカサ音

ビニール袋やレジ袋などのカサカサという音が好きな犬は多いです。この音は、おやつやフードなどが入った袋の音を連想させるからです。

袋のカサカサ音を聞いたあとにおやつやフードをもらった経験があると、犬はその音を聞くだけで「食べ物がもらえるかも」とワクワクするようになることがあります。そのため、袋のカサカサ音を聞きつけると、目を輝かせて駆け寄ってきたり、尻尾をブンブン振ったりする犬は少なくありません。

2.おもちゃのピーピー音

犬用おもちゃのピーピー音も、犬が好む音のひとつです。小動物の鳴き声に似た高い音が犬の狩猟本能を刺激し、遊び心を掻き立てます。飼い主がおもちゃをピーピー鳴らすと、犬は喜んで遊びに乗ってくるでしょう。

ただし、音を連続して鳴らしすぎると、犬が興奮しすぎてしまう可能性があるため注意が必要です。

3.食器の音や冷蔵庫の開閉音

食器のカチャカチャという音や、食器にフードを入れるときのカラカラという音、冷蔵庫のドアが開閉する音を『食事の準備しているときの音』と認識している犬は多いです。

そのため、食器の音や冷蔵庫の開閉音が好きな犬も多く、これらの音を聞くと「ごはんがもらえる!」という期待感が高まります。特に、食いしん坊な犬は、まるでレーダーのようにこれらの音を敏感にキャッチし、一目散にキッチンへ駆けつけるでしょう。

犬に安心感を与えることができる音は?

愛犬が落ち着かないときや不安なときに、安心感を与えることができる音があります。では、それはどのような音なのでしょうか?以下では、犬に安心感を与えることができる音を2つご紹介します。

1.飼い主の優しい声

飼い主の優しい声は、犬にとって最も安心できる音のひとつです。飼い主に優しく穏やかなトーンで名前を呼ばれたり、話しかけられたりすることで、犬は愛情を感じ、安心感を覚えます。

例えば、雷や花火の音が鳴っているときや、初めての場所に連れて行かれたとき、動物病院で緊張しているときなど、犬が不安を感じているときに、飼い主の優しい声を聞かせてあげることで、安心感を与えることができるでしょう。

優しい声を聞かせるだけでなく、優しい眼差しで見つめたり、優しく撫でてあげたりすることで、さらに安心感を高めることができます。

2.ゆったりとしたテンポの音楽

ゆったりとしたテンポの音楽は、犬をリラックスさせる効果があると言われています。

スコットランド動物虐待防止協会(SSPCA)とグラスゴー大学は、レゲエとソフトロックは犬のストレスレベルを下げ、犬を穏やかにするという研究結果を報告しています。レゲエもソフトロックも、ゆったりとしたテンポが特徴です。

また、心理学者のデボラ・ウェルズ氏の研究では、クラシック音楽が犬のストレスを軽減し、犬をリラックスさせることが分かっています。

犬に音楽を聞かせるときの注意点は?

愛犬をリラックスさせるために音楽を聞かせたいときは、注意すべきポイントがあります。これを無視すると、逆にストレスを与えてしまう可能性があるため注意が必要です。ここからは、犬に音楽を聞かせるときの注意点を2つご紹介します。

1.音量に注意する

犬の聴覚は人間よりも優れているため、音楽を聞かせる際には音量に十分注意が必要です。大音量だと、犬が驚いたり、ストレスを感じたりすることがあります。

また、犬の耳元で直接音楽を聞かせるのは避けましょう。至近距離で音楽を聞かせると、犬が不快やストレスを感じる可能性があり、特に大音量の場合は、聴覚に負担をかけるリスクもあります。

スピーカーや再生機器は犬から適度な距離を置き、部屋全体に音楽が優しく流れるようにするのが理想的です。

2.犬の様子をよく観察する

音楽を聴かせている間は、犬の様子をよく観察することが大切です。もし、そわそわしたり、耳を伏せたり、尻尾を下げたりするなどの行動が見られるのなら、音量が大きすぎたり、その音楽を嫌がっていたりする可能性があります。その場合は、音量を下げるか、音楽を止めてあげて、犬にストレスを与えないようにしましょう。

一方で、リラックスしたり、気持ちよさそうに眠ったりする様子が見られるのであれば、犬がその音楽を心地よく感じている証拠です。

まとめ

犬は、袋のカサカサ音やおもちゃのピーピー音、食器の音や冷蔵庫の開閉音を好むことが多いです。また、飼い主の優しい声やゆったりとしたテンポの音楽は、犬に安心感を与えることができるでしょう。

ただし、すべての犬に当てはまるわけではないため、音を聞いたときの愛犬の反応をよく観察し、好きな音と嫌いな音を見極めてあげることが大切です。

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