青木村で優雅なティータイムを過ごせる“完全なる隠れ家カフェ”『はるまきガーデンテラス』。手がけるのは冷凍春巻き工場?!@長野県小県郡青木村
青木村に、色とりどりの花々を見ながらティータイムを楽しめるカフェがあるのをご存知でしょうか。その名も「はるまきガーデンテラス」。
「春巻きのガーデン? どういうこと?」と気になって調べてみると、青木村で冷凍の春巻きとグラタンの製造を行う株式会社沓掛冷食が手がける完全なる“隠れ家カフェ”でした!
毎月第1・2土曜の10時〜15時にオープン(変更の可能性あり)。6月に見頃を迎えるバラを中心に、チューリップ、あじさい、スイセン、カイドウ、ハナミズキなどが咲き誇り、時期によってさまざまな表情を見せます。
併設された可愛らしい小屋にカフェスペースがあり、友人のお家に遊びに来たかのような居心地の良い室内でのんびりティータイム。風が気持ち良いテラス席もおすすめです。
「はるまきガーデンテラス」を始めたのは、冷凍春巻きとグラタンの製造を手がける「株式会社沓掛冷食」専務の小林久美子さん。
父親が始めた同事業を引き継ぎ、社長である夫を長年支えてきた小林さんが、全く別業種であるカフェを始めたのは、息抜きのために始めたガーデニングがきっかけなのだとか。独学で始めたガーデニングでしたが、今やひとりで手入れしているとは思えないくらい色とりどりの花が咲き誇り、うっとりとする香りに満ちた立派な英国風ガーデンに。「花が咲いたら、みんなに見てもらいたくなっちゃって。」と、小林さんははにかみます。
提供するスイーツは、小林さんが工場仕事の合間をぬってひとつひとつ手作りしています。日によってラインナップは変わるので、何があるかは当日のお楽しみ。
紅茶などのドリンクとともに、朗らかでやさしい小林さんとのおしゃべりも楽しめますよ。
スタッフの皆さん
国産材料と無添加にこだわった、春巻きとグラタンの製造を手がける「沓掛冷食」。
なかでも看板商品の春巻きは、創業者である現会長が当時はまだ珍しかった春巻きを台湾の料理人から直々に教わり日本で初めて製造を始めたという歴史のある企業です。そのおいしさは学校給食や生協で業務用に提供されているほか、大手スーパーのオリジナル商品やテーマパークのフードにも採用されているほど。
「はるまきガーデンテラス」はそんな同社の工場に併設される形で営業しています。
現在22名が働く工場は、年代も幅広く、家族のようなアットホームな雰囲気。従業員の皆さんの息はぴったりで、流れるように春巻きが完成していく様子は圧巻の一言です。小林さんいわく、何よりチームプレーが大事なのだそう。事業拡大に伴い現在一緒に働ける人を募集中とのこと。気になる人は同社HPを要チェック。
道の駅あおきや大法寺、田沢・沓掛温泉など周囲に見どころも多い青木村。次に足をのばすときは、「はるまきガーデンテラス」で花々に囲まれてリフレッシュする、癒やしのひとときを過ごしてみては。
(こちらの記事は、長野Komachi2024年9月号に掲載されたものです。最新情報をご確認の上、ご利用ください)
株式会社沓掛冷食/はるまきガーデンテラス
●住所
小県郡青木村村松2151
●電話番号
0268-49-2454
●営業時間
8時〜17時(工場)
●駐車場
30台
●備考
「はるまきガーデンテラス」は毎月第1・2土曜の10時~15時にオープン。そのほかのオープン日はInstagramを要確認
●HP
https://www.kutsukake-leisyoku.co.jp/
●Instagram
https://www.instagram.com/kutsukakeleisyo/