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冬の選手権大会 東海大相模サッカー部 ベスト4の快進撃 初の旋風に市民も興奮

タウンニュース

国立競技場で行われた準決勝の様子(読者提供)

第103回全国高校サッカー選手権大会の準決勝が1月11日、国立競技場で行われ、神奈川県代表の東海大相模(南区相南)は0対1で敗れた。ただ、初出場ながらベスト4まで勝ち進んだ「快進撃」は様々なメディアで取り上げられ、全国にその名を轟かせるとともに、イレブンの奮闘ぶりは多くの市民を魅了した。

「みんなうまくて、自分たちのときよりすごく強くなっている」。そう話すのは市内在勤20代のOB。男性は2年生のとき、現在指揮を執る有馬信二監督が着任したという。現在はABCDEとレベルによって5チームで編成しているが、男性在籍時はABの2チームと規模は小さかった。それでも有馬監督は当時から「全国へ連れていく」と語っていたそうで、男性は「(選手権大会出場について)遂に実現したという感じで嬉しかった。チーム一丸となって戦っている印象があります」と話す。準決勝は国立のスタンドから後輩たちの姿を目に焼き付けた。「私自身、有馬先生の二期生で、環境も異なりますが、得意なパスサッカーで全国の舞台で、国立の舞台で闘っている姿は感動しました」とコメントした。

子どもの影響でサッカーに親しむようになったという30代の女性は「サッカーの中でも高校サッカー自体が好きです。選手権初出場での初優勝に期待し、今回は東海大相模を応援しました」と話した。トーナメントを振り返り東海大相模の戦いぶりについて、「時間の経過とともに体力的には厳しくなっていくにもかかわらず足が止まるどころか試合を支配するほど」とし、走り込みやウエイトトレーニングに力を入れた「フィジカル面の向上が生んだ成果だなと感動しました」と述べた。国立を駆け抜けるイレブンの姿については「試合には負けてしまいましたが、何よりPKでの失点のみで抑えたのは素晴らしい。今年の東海大相模は強かったと胸を張って言えると思います」と話した。

川崎市で行われた準々決勝を見守った40代女性は地元校の戦いということで初めてスタジアムで観戦したといい、「応援の勢いがあり、さすが野球なども強い、全国レベルの高校だと感じました。相模原にそのような学校があるのは誇らしい」と話した。

東海大相模は創部62年目で選手権初出場。神奈川県代表としては10大会ぶりに準決勝進出を果たした。

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