【バカ可愛い】韓国・中国で人気爆発中らしい『タオルケーキ』がタオルケーキじゃなさすぎてビビる … だがしかし、だがしかし!!!!
KOREA WAVEの報道によると昨年末ごろから、中国・韓国で『タオルケーキ』というのが大流行しているらしい。コンビニが売り出したところ人気が爆発したとのことで、私は一応、以前の記事でご紹介した新大久保の韓国コンビニをのぞいてみた。
が……予想どおり、日本のコンビニにはまだ登場していない様子である。ただ、いち早く『タオルケーキ』をメニューに加えているカフェがあるとの情報をキャッチした。場所は韓国コンビニから徒歩1分。やっぱトレンド発信地って新大久保なんだね〜!
ところでタオルケーキって……一体どんなタオルなんだろ??
・バカほど可愛い
やってきたのはJR新大久保駅のほぼ真横にあるカフェ『THE COOKIE 594』。
店名のとおり、お店のメインは1枚450円の大きなクッキーである。オシャレでポップな店内は思いのほか広く、本音を言えばクッキーをまったりイートインしたいところだったが、グッとこらえてタオルケーキをテイクアウト。
タオルケーキは3つ以上の購入で「いかにも韓国」といった感じのテンション上がるボックスに入れてもらえるぞ。カワイイねぇ。
で、問題のタオルケーキがこちら。
バカ可愛い。これは流行っても仕方ない。
イチゴが乗った黄色いのが『イチゴタオルケーキ』(1200円)、グリーンのが『マッチャタオルケーキ』(900円)、紫色のヤツが『焼きいもタオルケーキ』(900円)。可愛い。可愛いすぎて死ぬレベル。
死ぬレベルなのだが……
「で、どのへんがタオルケーキなの?」という第一印象は、正直否めない感じである。
・「アレ」とは違うのか?
いや、分かってます。もちろんこのスイーツの形状が“巻いた状態のタオル” っぽいことは、さすがの私にも分かりますよ。しかしですね、だとすると “ケーキ” の要素が若干怪しくなってくるうえ、そもそもそれほど “巻いた状態のタオル” っぽいかというと、言われなきゃ気づかない気もしなくないのであります。
このとき私の脳裏には“あまり考えたくはない1つの可能性”が浮かんでいたのだが、全貌を把握しないことには始まらない。不安を打ち消すかのようにエイッ! とナイフを入れた結果……やはり……!
これ……『クレープ』と何が違うん?
・不安的中……しかし
イチゴタオルケーキの全貌は、カスタードクリームとイチゴをクレープ生地で巻き、粉砂糖と生クリームを乗っけたもの。その組み合わせはまさに “よくあるいちごクレープ” と完全に一致しているのだった。
おまけにこのテの “巻き込みタイプのクレープ” は最近非常によく目にする。これは果たしてトレンドレポとして成立するのでしょうか?
一抹の不安を抱えつつ実食……
フム…………
めちゃめちゃウマいな。
・名付け親の気持ちを考察してみる
クリームとイチゴをクレープ生地で包んだものであるため、当然ながら味はクレープである。
しかしながら、このタオルケーキ“かなりレベルが高いクレープ”であった。ゴロゴロと大量に入ったイチゴはカスタードに負けない甘さ。クレープ生地は硬くてしっとりモッチリ。ボリュームも女子1人じゃ食べきれないほどだ。そこらのクレープとはワケが違う。
実はスイーツにそれほど自信がないため、この日編集部に唯一出勤していた女子・あん すずちゃんのジャッジも仰ぐことに。箱を見た瞬間「韓国系ですか?」とあん すずちゃん。やっぱ韓国っぽいよね〜!?
あん すず「あっ、おいしい!!! 抹茶の味がすごいです。こんなに濃い抹茶、日本でも珍しくないですか? 値段は……1500円くらい? えっ900円!? やっす!!!!」
……と、20代女子も大絶賛だったマッチャタオルケーキ。京都のお茶屋で売っていそうな濃厚抹茶クリームにたっぷりあんことモチが詰まった、大陸発とは思えない和テイストなスイーツである。ときにあん すずちゃん。このスイーツの名前、なんだと思いますか?
あん すず「え? クレープじゃないんですか? ケーキ? 『クレープケーキ』とかですか? えっタオルケーキ!? いや、それは無理があるでしょ(笑)」
……そう。やはりこのスイーツに、『タオルケーキ』などという斬新な名前を付けるほどの斬新さはないのである。
が、しかーーーーし!!!!!
これを単に『クレープ』と片付けたくなかった製作者の気持ち、なんか、すげえ分かるのだ。これはクレープであってクレープとは少し違う、クレープの上位版。言われてみれば巻いたタオルっぽく見えなくもないし、なんかインパクトもあるし、「なら『タオルケーキ』でよくね?」という企画会議が大陸のどこかで開かれたのではないか……あくまで想像ではあるが。
一応お伝えしておくと『焼きいもタオルケーキ』は甘すぎない焼きいもクリームと紫いもクレープがの彩りが絶妙でありました。ネーミングの件はさておき、非常においしくてビジュ抜群のタオルケーキ。今後日本で流行ろうが流行るまいが、一度は食べてみてほしい。
参考リンク:THE COOKIE 594
執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.