【開封の儀】手のひらサイズのペヤング登場!? 雑誌『モノマックス』7月号付録が凝りすぎてて話題
誕生から半世紀の時を刻む、国民的カップ焼きそば「ペヤング」。スモールサイズがあるわけでもないのに「Big!」とプリントされているのは、当時の業界標準を大きく上回る麺の量が由来だという。
しかしここにあるのは、手のひらサイズのペヤングだ。どう見ても文庫本くらいのボリュームしかない。まだカップ麺が高価で珍しいものだった時代、ヤングがペアで分け合って食べられるのが「ペヤング」じゃなかったのか!
なんとこれ、宝島社『MonoMax(モノマックス)』7月号の付録だ。
・『MonoMax』7月号(税込1390円)
発表時から付録が話題になっていたという、6月9日(月)発売『MonoMax』7月号。近年の雑誌でよく見る、本誌とは別に箱が付属しているスタイルだ。
丈夫なダンボールのボックスでしっかりガードされている。開封はここからかな?
おお? 白いものが……
ペヤングだー!!!!
画面奥にあるのが本物のペヤング。付録は実物をそのままスモールライトで小さくしたようなリアルな外観。
※本物のペヤングは別途購入したもので、もちろん雑誌には同梱されていません。以下同。
裏面にも「熱湯3分」「アレルギー物質」などと記載され、バーコードの有無くらいしか違いがない。
その正体は缶ケース! フィルム包装のペヤングに対し、缶ケースの立体感のある造形や、すべすべの手ざわりはむしろ上位版と言っていい。しっかりした造りで高級感をまとっている。
・まるか公認の文具9点セット
驚くのはパッケージの再現度だけじゃなかった。開けてみると、中には文房具が詰まっている。
カードサイズのメモ帳のようなペーパーアイテムは付箋。一面にプリントされているムニュムニュとした糸状のものは、湯通し前のペヤングの麺だ!
今さらだけど、ソースが絡んでいない焼きそばは白くて無機質。あまり美味しそうではない。職場で使ったら、そのシュールな絵面に視線が集まること間違いなし。
かやくを発見! 思わずピリピリと切って中身を出したくなるが、これは超ミニサイズのジッパーバッグだ。リアルな具材は印刷されたもの。
なんと実物大! 画面奥が本物のペヤングのかやく。一面に中身がプリントされているのではなく、本物のように具材が重力の方向に寄っているデザインがこだわりポイントだそう。確かに!
ふりかけとスパイスの2ブロックに分かれた小袋や、ソースの小袋も完全再現。大・中・小のジッパーバッグに仕立てられている。写真だけだと、どっちが本物か一瞬迷うほどだ。
収納アイテムとしてはペーパークリップくらいしか入らないと思うが、実用性よりも面白さに全振りしたこの発想を讃えたい。
なお、実物大なので本物とトレードして先述の缶ケースに収めるという珍妙なこともできる。「焼きそばに味なんて無用!」という猛者は、この缶ケースにソースやスパイスを溜めておこう(?)
まだまだ小物がある。手のひらサイズの小さなハサミは、鮮やかな赤と黄色のブランドカラー。
これまた手のひらサイズのホチキス。一般的な10号針を使用可。
ペヤングのロゴがプリントされたマスキングテープは、昭和レトロな雰囲気がよく出ている。使いどころに迷うけど。
調理済みのペヤングがデザインされているのは精巧なクリアファイル。カードサイズなので名刺入れにどうぞ、とのこと。ソース色がつくと途端にシズル感がアップして美味しそうになるな! なんか見てたら無性にペヤング食べたくなってきた。
食べた。
・気になったらお早めに購入を
以上、缶を含めて全9点の文房具セット。ケースにぴったり収まるようになっている。工夫を凝らして精巧に作られたアイテムは、見ているだけ、手で触っているだけで気分が上がる。コレクター欲が満たされるので、買って損なしだ。
当該号は発売初日に一部サイトでは完売したという売れ行き。見かけたら機を逃さず入手して欲しい!
参考リンク:宝島社、Amazon
執筆:冨樫さや
Photo:RocketNews24.