「私が死ぬって知ってるの?」「あんたのことなんか大っ嫌い!」“切なすぎるラスト4分”に繋がる衝撃シーン『恋に至る病』
TikTok再生数200万回超えの大反響。衝撃の恋愛小説が実写映画化。映画『恋に至る病』が、10月24日(金)より劇場公開中。このたび、“切なすぎるラスト4分”に繋がる衝撃シーンが解禁となった。
この秋、最もピュアで刺激的なラブストーリー
原作は、ミステリ・サスペンスジャンルと恋愛ジャンルを縦横無尽に横断する俊英作家・斜線堂有紀による小説「恋に至る病」(メディアワークス文庫/KADOKAWA刊)。2020年3月末に発売するや否や、TikTokの書籍系アカウントによる紹介動画の再生回数が200万回を超える大反響を記録し、30回を超える重版を繰り返している話題作だ。そんな衝撃の恋愛小説を実写映画化。興行収入13億円の大ヒット作『月の満ち欠け』で「第46回日本アカデミー賞」優秀監督賞を受賞した廣木隆一監督がメガホンをとる。
内気な男子高校生・宮嶺望を演じる長尾謙杜は、現在ライブツアー中で、来年にはドームライブの初開催を控える人気グループ・なにわ男子の最年少メンバー。俳優として『おいしくて泣くとき』での劇場用映画初主演をはじめ、『室町無頼』『俺ではない炎上』、そして本作での主演抜擢と今年だけでも計4作品の出演を果たした最も旬な若手俳優です。長尾とともにW主演として寄河景を演じるのは山田杏奈。2016年のスクリーンデビュー以降、『ミスミソウ』『小さな恋のうた』『山女』などで着実にキャリアを重ね、『ゴールデンカムイ』『正体』にて第48回日本アカデミー賞優秀助演女優賞・新人俳優賞をW受賞。卓越した演技力で知られる彼女が本作で魅せる“殺人犯へと変わりゆく恋人”という二面性のある役柄は、まさに映画ファンが求める次なる挑戦と言える。
不器用で一途な初恋、同級生の不審死と恋人への恐ろしい疑惑、抑えられない純粋な想い。ふたりがたどり着く、<切なすぎるラスト4分>と<明かされる彼女の本心>とは?
本編映像は、宮嶺が景に対して発した“唯一のわがまま”——「美玖利先輩(中井友望)の自殺を止めてほしい」という願いを叶えるため、景が学校の屋上に向かうシーンから始まる。屋上の淵に立ち、今にも飛び降りそうな美玖利に対し、景は「先輩」と声をかける。「どうして来たの? 私が死ぬって知ってるの?」と驚き、「どうしよう。ここから飛び降りなきゃいけないのに、景の顔を見たら死にたくなくなっちゃった」と揺れる心を吐露する美玖利に、景は静かに「だったら死ななくていいじゃないですか」と答える。一度は自殺を止められた経験のある美玖利は、屋上の淵から降りて景に静かに歩み寄り、「私を助けて、またみんなにチヤホヤされたいんでしょ。あんたのことなんか大っ嫌い!」と吐き捨てる。その瞬間、場の空気が一変し、映像は不穏な緊張の中で終わる。
この屋上シーンは、解禁となった会話シーンの後にいくつもの衝撃展開が続き、約5分におよぶ長回しで撮影された。撮影直前まで雨が降っていたが撮影直前には雨が止むという奇跡も起こり、山田は「地面の水たまりを制作部の方々が総出でスポンジで吸い上げてくださって、映画作りは地道な作業の積み重ねで成り立っているんだなとあらためて思いました」と感謝を語る。複雑なシーンを描き切ったこの長回しは、なんとわずか2テイクでOKが出たそうで、廣木監督の演出のもと、キャスト・スタッフ全員の集中力が極限まで高まった撮影現場の臨場感が、スクリーンからも伝わってくる。
そして、このあとふたりの運命を決定づける“ある瞬間”が訪れる。そこから先に待ち受けるのは、観客の想像を超える<切なすぎるラスト4分>。果たして、その先にあるのは“純愛”なのか、“洗脳”なのか—。ふたりがたどり着いた結末の先にある真実を、劇場で確かめてほしい。
『恋に至る病』は全国公開中