【罠だった】『おばあちゃんのぽたぽた焼』が 177グラム → 133グラムにィィィイ!!!! 物価高もほどほどにしてェェェエエ!!! と、思ったら……!
『おばあちゃんのぽたぽた焼』に今さらハマり、ここ半年ほどは欠かさずストックしている。冬の食べ物っぽい印象のあるぽたぽた焼だが、夏に食べてもアホほどウマい。150〜170円台で売られているのを見つけたら、すかさず10袋まとめ買いである。
ところが先日!! ぽたぽた焼のストックが切れ、近くのドラッグストアへ向かった私はその場で膝から崩れ落ちた。ぽたぽた焼を常食している者にしか分からない、微妙なパッケージデザインの変更が見てとれたのである。しかも……
ぽたぽた焼き、明らかに “軽くなっている” ……!!!
物価高の波……お前ええかげんにせぇよ!!!!!
・昔のおばあちゃんを懐かしもう!
「おばあちゃんが軽くなった」という、久々に田舎へ帰省した孫の哀愁じみた気持ちを抱えてトボトボ帰路についた私。10袋まとめ買いのつもりが、ショックのあまり2袋しか買えなかった。
幸い自宅に旧バージョンが残っていたので、新旧パッケージを比較してみよう。
ホラぁ!!!!! 違うでしょお!?!?
製造元の亀田製菓に問い合わせたところ、10月1日から順次新パッケージに切り替わっているらしい。ぽたぽた焼といえば2023年8月、突如おばあちゃんのイラストが変わり世間をザワつかせたことで知られる。
「おばあちゃんが別人になったうえに軽くなった」……多くの孫にとって、これほどショッキングな展開もあまり無い。
・現実を受け止めよう!
とはいえ “軽くなった” という理由でおばあちゃんを見捨てるなんてできない。現実を直視するべく、計量を行うことにした。
旧ぽたぽた焼が1袋177グラム。
いっぽうシン・ぽたぽた焼は……
133グラム!!! ホラホラホラぁ!!!!
なんと44グラムも軽くなっていたぽたぽた焼。価格は販売店によって異なるが、旧バージョンと比べて安くなっているとかはなさそうだ。
・原因を究明しよう!
新・旧ぽたぽた焼は、小分け袋のデザインも微妙に刷新されている。
果たして1枚あたり、どれくらい軽くなったのだろう? 恐る恐るパッケージの裏面を確認してみると……
……あれっ? 新旧どちらも【1個包装(2枚)当たり51kcal】と記載されている。その他の成分も変化がないようで、1個包装の重さは変わっていないようだ。ってことは枚数が減ったのか?
こちらが新バージョンぽたぽた焼。2枚入りが10袋、合計20ぽたぽた。いっぽう旧バージョンは……
2枚入りが10袋、合計20ぽたぽた……ン!?
お前えええぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!
・罠だった(ごめんなさい)
なんと、新旧ぽたぽた焼の重さの違いは“乾燥剤が入っているか否か”その1点のみ。ぽたぽた焼そのものの重さは、1グラムとて減っていないのだった。
手に取っただけで重さの違いを見抜いた自分のぽたぽた力(ぽたぽたりょく)が誇らしいのと同時に、物価上昇の波などと早とちりをしたことが申し訳なく思われる。
パッケージ裏面をよく見ると、「賞味期限4.29〜2.26の商品には乾燥剤を封入しています」と記載があった。言い換えると「賞味期限が2月27日から4月28日まで(約2カ月)のぽたぽた焼には乾燥剤が入っていない」ことになる。
新ぽたぽた焼には「賞味期限:2026.3.21」と記載されていた。再び亀田製菓に問い合わせたところ、この時期は空気が乾燥しているため乾燥剤の封入がない、とのことだ。ちっとも知らなかった……!
ってことで調査の結果、今回のぽたぽた焼軽くなった疑惑は“パッケージの刷新と乾燥剤の封入時期が絶妙に絡み合った結果生じたうっかり勘違い”でした〜! ぽたぽた焼は物価上昇の波に勇敢に立ち向かっています! みんな安心してぽたぽた焼を買おう!
執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.