「鉛筆なめなめ」にきょとん…先輩の使う“社会人用語”ですれ違ったことありますか?
職場の先輩が言っても、若い後輩に意味が伝わらない言葉「すれ違い社会人用語」を大塚製薬が調査し、ランキングを発表しました。
さあ、あなたはわかる?
世代間で認知度の差が大きかった用語第3位…「鉛筆なめなめ」
40代
「知らないうちに使っていると思います」
40代
「鉛筆なめなめは完全に使っている」
20代
「気持ち悪い」
30代
「なめるって何?」
20代
「鉛筆転がしたりするのは結構運次第みたいなところあるので、『運に頼る』みたいな意味かな」
…違います。それは「鉛筆ころころ」では?
では、「鉛筆なめなめ」の意味は何なのかというと…## 「鉛筆なめなめ」の答えは?
正解は…大塚製薬が制作したアニメが解説してくれます。
上司
「予算もっと取りたいね。『鉛筆なめなめ』考えてくれる?」
部下
「な、なめてみます(鉛筆をペロペロなめる)」
上司
「まって…」
「鉛筆なめなめ」は、都合のいい数字を書こうと考え込む様子。
「なめなめ」は「なめながら」の意味です。
すれ違い社会人用語の第2位は「よしなに」
30代
「昔言葉みたいな、おじさんの使う言葉かなって思った」
20代
「これ言われたことあるんですよ私。『よしなに頼むね』。最初、よくわからなかった。きょとんとしちゃった。笑って『はい』と言うしかなかった記憶がある」
アニメでは…。
上司
「あとは、よしなに頼むね」
部下
「はい。吉田に頼みます」
「吉田、やばいんですよ!同期の中でもリーダー的な存在で…」
いやいや、違います。吉田じゃなくて「よしなに」。
「よしなに」は、いいように。うまくいくように考えて。という意味で、相手に任せるときの言い方です。
すれ違い社会人用語の第1位は「一丁目一番地」
この人も国会での演説で使っていました。
岸田文雄前総理(2023年10月)
「一丁目一番地は経済です」
20代
「一丁目一番地?『何言ってるんだろこの人』って感じる」
70代
「たとえば自分の得意なこと、『これは俺の1丁目1番地だよ』みたいな」
40代
「一丁目一番地もわからないんですね」
「使いますね、イロハのイみたいな」
「定番」
「『これはこれだろ』というときは一丁目一番地ですね。こっちはわかってくれているだろうなと思って使っていますけど」
「どうなんだろうね?うちは普通に「?」(はてなマーク)出される」
アニメでは…。
上司
「このプロジェクトは一丁目一番地の仕事だ」
部下
「一丁目一番地……。あ、地図の仕事ですね!?」
上司「いや違う」
「一丁目一番地」は、何よりも優先して取り組むべき、重要な課題や案件のことです。
こうした社会人用語が原因で、会話がすれ違った経験があると答えた人は、20代で約5割、40代以上では7割以上にのぼり、多くの人が世代間のギャップを感じていました。
50代
「ゆくゆくはわかるんじゃないですか。自分らも若いころはわからなかったけど、だんだんわかっていく」
20代
「使いたいとは思わないですけど、使われていることは知らないと、自分が損することになるのかなと思う」
70代
「古い言葉はやっぱり消えちゃうから、しようがない」
ほかにもこんなに…!いくつわかる?
「すれ違い社会人用語」、ほかにもいろいろあります。
『ネゴる』『手弁当』『全員野球』『テレコ』『ガラガラポン』『丸める』『行って来い』
あなたはわかりますか?
言葉は時代とともに生まれたり消えたり、時代をうつしたり…
HBCもSitakkeも、そんな言葉を大切に、みなさんにかみ砕いてお伝えしていきたいと思います!
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2024年10月21日)の情報に基づきます。