【クレープの日】坂の途中に森の秘密基地!「汐汲坂のクレープ屋さん」
クレープは、子どもの頃から特別なおやつ。頑張ったときのご褒美、母の買い物を待つ間、ちょっと遠出をしたときに…。
あなたにとって、クレープの思い出はどんなものですか?毎月9のつく日は「クレープの日」。より身近なおやつにしたいと制定されました。
童心にかえる、横浜の個性豊かなクレープをご紹介します。
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元町本通りから山手町へと繋がる急勾配の坂「汐汲坂(しおくみざか)」。
その名の由来は、かつて農夫たちが塩作りのために海水を汲みに来ていたことから。飲食店や雑貨店が軒を連ね、周りは閑静な住宅地。
にぎわう元町のメインストリートから離れ脇道を入ってみれば、予想外の出会いが待っているかもしれない。「汐汲坂のクレープ屋さん」は、まさに夢見る心を思い出させてくれる場所。森に迷い込んだ気持ちになって訪れてほしい。
生はちみつの魅力を世界に広めたい!
落ち着いた空気に包まれた坂道の途中、「グランメール元町」というマンションの前にあるクマの看板が目印だ。入口からトンネルのような道をドキドキしながら進んでいくと、山奥にあるコテージのような建物が現れる。
お店の場所は美容院「TERRACE GRACE」の庭先に位置する。木造の小屋、クマのロゴにはちみつと、絵本の世界を彷彿とさせ胸を躍らせる。
「汐汲坂のクレープ屋さん」は、生はちみつ専門店「MY HONEY」の天然・非加熱である生はちみつをたっぷりと使った新感覚のクレープ屋さん。
加熱処理がされていないため、酵素やビタミン、ミネラルといった栄養素がそのまま含まれ、美容と健康に嬉しい“スーパーフード”として注目されている。
取り扱う生はちみつは、希少なハンガリー産アカシアハニーを中心に、チョコレートハニー、ピーナッツハニー、ナッツのはちみつ漬けなどバリエーションも豊富。
どれも砂糖不使用で体にやさしく、日常に取り入れやすいフレーバーとチューブボトルで気軽に普段使いできる。「大切な人に食べさせたいクレープ」をコンセプトに、仕込みから接客、SNSでの積極的な発信などを丁寧に行い、横浜発祥の新しいクレープとして生はちみつの魅力を伝えていきたいと話す。
クレープはややゆるめの生地を高温の焼き器でじっくりと焼く。香り立つ生地にバターを塗り、生はちみつやトッピングを加える。生はちみつは熱に弱いため、仕上げに使うのがポイントだ。
滴る生はちみつとエキゾチックな香りの新感覚クレープ(イラストあり)
今回いただいたのは
●シナモンクリーム ¥980(税込)
●トッピング追加/生はちみつ ¥220(税込)
パリッと焼かれたクレープ生地は、バターの香りをまとってより芳ばしく。たっぷりのクリームと生はちみつにも負けないハリのある生地で、存在感は抜群だ。
生はちみつは生地に塗られているが、トッピングを追加することで風味はもちろん、より生はちみつの持つ栄養素をしっかりと取り入れるためにもおすすめだそう。
シナモンには、抗酸化作用や消化促進の効果があり、疲労回復や免疫力の向上などといった効能を持つ生はちみつとの相性は抜群だ。 健康効果だけでなく、シナモンの爽やかさが風味のアクセントにも役立っている。
クリームはエアリーなエスプーマ仕立て。コンパウンドクリームを使用することでリッチながら軽さのある味わいになり、山盛りでもぺろりと食べられてしまう。
生地にもクリームにもシナモンパウダーがこれでもかと振りかけられ、芳醇な香りがシナモン好きのハートに突き刺さる。クリーム自体の甘さを抑えることで生はちみつの風味が引き立ち、バターとあいまって華やかさが増幅。
中に塗られた生はちみつが生地をしっとりとさせ、食べ進めるほどに変化していく食感が楽しい。
クリーム好きのために「クリーム単品」という夢のあるメニューも用意されている。こちらもかなりの人気だといい、SNSでも話題になったそう。 思う存分クリームを頬張りたい!という方にうってつけの超ご褒美メニューだ。
ドリンクも種類豊富で、ノンカフェインの紅茶やハーブティー、生はちみつを使ったオリジナルドリンクまで。コーヒーは元町にあるキャラバンコーヒーの豆を使用するなど、クレープとのペアリングを考えてこだわっている。
木の温もりを感じながら、身も心もリフレッシュ
テイクアウトしたクレープはテラス席で食べられるだけでなく、お隣の美容院を利用した際には施術中にクレープを注文し、カラー中などの時間に食べることも可能。
美容院では「生はちみつヘッドスパ」という贅沢なコースがあり、外側からも内側からも綺麗になれる極上の生はちみつ体験が得られる。 「生はちみつ」の秘められしパワーを浴びて、凝り固まった心身をときほぐそう。