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WEリーグNステラ 今季10位「成長に手応え」 南野選手が引退

タウンニュース

先制点を決めた浜田選手(中央)に駆け寄る選手=WEリーグ提供

サッカー女子のプロリーグ、WEリーグのノジマステラ神奈川相模原は5月17日、ホームで行われた最終戦に挑んだが、1対3でINAC神戸レオネッサに敗退した。今季10位でシーズンを終えた。

ノジマステラは序盤から相手の猛攻を受ける苦しい展開が続いたが、岩崎有波選手の好セーブなどでゴールを死守。前半を無失点で守り切った。

後半21分、川島はるな選手の左サイドからのパスに合わせた浜田芽来選手が待望の先制点を決め、スタンドが大歓声に沸いた。だが後半30分、レオネッサに失点を許し、振り出しに。わずか2分後に逆転、終了間際にも追加点を奪われた。

小笠原唯志監督は「上位相手から先制できたことはチームとして非常に成長を感じている」と手応えを語った。今季を振り返り「3バックに戻したことで選手たちが『攻撃的な守備』をつかめたと思う。サイドが力を発揮できるようになり数字につながった。来季はより他チームにとって怖い存在になりたい」と抱負を語った。

試合終了後、10シーズン在籍し、今季で引退する南野亜里沙選手のセレモニーが行われた。選手や家族などが見守る中「今日ここにいる皆さんがいなければここまで長くサッカーを続けられなかった。感謝しかない。後悔はなくやり切った」と語った。またサポーターに「どんな時も前向きな応援をしていただいたから前を向き続けられた」と感謝した。

サポーターの一人、桟敷孝博さんは「得点するとこちらにガッツポーズを見せ、チームやサポータのために気持ちを見せてくれる選手だった」と引退を惜しんだ。

サポーターから花束を受け取る南野選手

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