【現役東大生芸人が教える】「東大生のお金事情」。今を楽しむための賢いお金の使い方
元国税局職員でファイナンシャルプランナーの資格を持つ、現役東大生芸人さんきゅう倉田さん。その著書『元国税局職員で現役東大生芸人が頭のいい人たちから学んだ ひとり暮らしのお金大全』(KADOKAWA)では、お金にまつわる長年の経験と現役東大生ならではの視点で、お金の疑問に「なるほど、こうすればいいのか」と納得できる解説をしています。無理なくお金を増やしていくための、分かりやすい方法が満載の1冊。ご自身が知っておくことはもちろん、一人暮らしを始めたお孫さんやお子様と、お金について話すきっかけにもなるでしょう。
※本記事はさんきゅう 倉田著の書籍『元国税局職員で現役東大生芸人が頭のいい人たちから学んだ ひとり暮らしのお金大全』から一部抜粋・編集しました。
将来のための貯金はしなくていい
大学時代から、将来を考えた貯金をしておこうという意識をもつ必要はないと思います。
月に1万円貯金していたとしても、4年間で50万円にも届きません。就職すれば、すぐに貯められる金額です。
貯金をするなら、就職活動、旅行、就職時の引っ越しなど、短期的な目的のためで十分でしょう。
ぼくの周りの東大生は、長期休暇中の旅行や遊興費のためにアルバイトをしている人が多いようです。
親の年収が5000万円を超えるような学生もちらほらいて(外資系コンサルでパートナーをやったり、医者だったり、国外で複数の会社を経営したりしています)、彼らは好きなときに好きなだけお金がもらえるので、暇つぶし程度にアルバイトをしています。
もちろん、親からの仕送りが少なくて、学費のためにアルバイトをしている学生もいます。彼らがアルバイトをせずに、学業や学内での活動を優先できる支援が増えるといいと常々思います。
奨学金を受給していながら貯金をしている人もいるようです。奨学金が給付型のものならいいですが、貸与型で利子がつくのなら、借金しながら貯金しているのと同じです。