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猛暑 公共施設で一休み 熱中症対策に市が取り組み

タウンニュース

スポットを表すロゴマーク

横浜市は、市民が外出時に一時的に暑さをしのぐ場として利用できる施設「クールシェアスポット」を6月1日に開設した。これまで市の施設のみだったが、今年度から民間や県の施設にも協力を仰ぎ、市民や来街者の熱中症対策に取り組んでいく。

クールシェアスポットとは、冷房設備があり営業時間中に一部を利用できる施設にある椅子やベンチなどを活用して、外出時に一時休憩することができる場所。

今夏も全国的に高温が見込まれる。市では、区役所や地域ケアプラザ、図書館などの市の施設に加え、対象スポット広く募集し、利用しやすい環境づくりを進めている。6月24日時点で民間95、市493、県20の計608施設が参加し、対象スポットにはロゴマークが掲出されている。

バス発着所や郵便局

中・西・南区では今夏からCeeUYokohamaや横浜ワールドポーターズ、郵便局など7つの民間施設が参加する。日本各地を結ぶバスターミナルの横浜シティ・エア・ターミナルもその1つだ。担当者は「朝の4時30分から深夜1時まで利用できる。ふらっと立ち寄って涼んでもらえたら」と話す。普段から待ち合わせなどで利用しているという70代男性は「出かけ先など公共の空間で暑さをしのげるのは良いですね」と話していた。

脱炭素化の推進も

熱中症対策に加え、脱炭素化社会への取り組みにも。人が多く集まり冷房を常時付けておく必要がある施設を活用することから、各家庭からの二酸化炭素の排出量の削減も期待できる。市の担当者は「省エネにもなる取り組み。ぜひ近くのスポットを活用してください」と呼びかける。

各施設の開放時間や詳細などは市のウェブサイトに掲載している。取組期間は9月30日まで。参加施設の募集も9月20日まで行っており、利用できるスポットは増えていく見込みだ。

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