まだ知る人ぞ知る!トアロード路地裏の『チェントラーレ』でワイン片手にパスタランチ 神戸市
元町・トアロードの西側に、2月14日オープンしたイタリアン『Centrare (チェントラーレ)』(神戸市中央区)。隠れ家的スポットで、パスタランチをワイン片手に楽しんできました。
路地裏のビル・地下1階にひっそりと佇み、あえて大きな看板を出していない知る人ぞ知るお店。スムーズに入店できなくなる前の今のうちに訪れておくのがおすすめです。
調理場を囲むようにコの字型のカウンターが15席配置されています。カウンターいえど1席あたりのスペースが広く、地下のお店でやや冷えるため各席ごとにひざ掛けがあるのもうれしい♪
ランチは12時から15時(ラストオーダー14時)。パスタ・サラダ・ワンドリンクが付いた「Aランチ」と、それに前菜盛り合わせが付いた「Bランチ」から選べます。
ワンドリンクは、イタリアのビール・ペローニの樽生(スモール)や、樽詰ハイボール、ワインなど、アルコールもチョイスOKです。
パスタは季節によって異なり、訪れたときは「白身魚と菜の花のトマトソース」がお目見え。オイル系やクリーム系など違ったテイストで、何度訪れても楽しませてくれます。
1.7mmのスパゲッティを使い、ソースがよく絡んで食べ応え十分♪にんにくがほんのり香り、ほろっと身がくずれる鯛の甘み×菜の花の苦み×トマトの酸味が合わさった一皿です。
思わず“1人前のボリュームですか?”と尋ねてしまうほど、ボリュームたっぷりサラダに歓喜。上にはピスタチオを練りこんだ「モルタデッラハム」が乗っていました。
ハムは、イタリアの機械・ミートスライサーでカットすることで余分な摩擦を与えずに提供することができ、ほのかな塩味とふわふわの口当たりに癒されます。
八百屋から仕入れた新鮮な野菜を使い、レタスだけでも3種、わさび菜、カステルフランコ、うずら豆、ベルガモットオイルと塩に漬け込んだにんじんなど、7種ほど詰まっています。
スーパーフード・キヌアも入っているためますます健康的♪ドレッシングは自家製のたまねぎソースにアップルビネガーをブレンドし、野菜の旨みを引き立てる程度に。
冷めないうちにフォカッチャもどうぞ。外はかりっと、中はもちもち食感で、ソースに絡めたり、そのままでもおいしく味わえます。
ワインは赤・白それぞれ3種に泡が1種スタンバイ。「フラスカーティ・セッコ」は世界に知られているイタリアワインのひとつで、洋ナシやリンゴの香りとフレッシュな味わいが特徴です。
ランチでは選択できませんが、同店にはイタリアのクラフトビールも種類が豊富。「モレッティ」が全種類、そのほか珍しい銘柄もそろい、“イタリアンといえばワイン!”といった概念は一旦置いて、未知のペアリングに振り切ってみるのもいいかも。
オーナーの平井さんは、ちょっとユニークな経歴の持ち主。自衛隊やボクサーといったタフな仕事を経験し、引退後手に職をつけるためにホテルで修行。数々の飲食店で学びながら、最も極めたイタリアンで独立することに決めたのだとか。
“年に1回の記念日より、月に1回の普段使いを”と、チャージ料金などは発生せずに夜でも予算3,000円台から過ごすことができます。オーナー1人で切り盛りしているため、ゆったりと流れる空間を楽しみながら、料理の到着を気長に待ってくださいね。
場所
Centrare(チェントラーレ)
(神戸市中央区下山手通3-10-14 地下1F)
営業時間
12:00~15:00(L.O.14:00)、18:00~22:00(L.O.21:00)
定休日
不定
※定休日は食べログなどに記載