スーパーマン、故クリストファー・リーヴの壮絶ドキュメンタリー、感涙の予告編が公開 ─ 半身不随、支え続けた愛と友情、不屈の精神
初代スーパーマンとして知られる故クリストファー・リーヴの半生を描くドキュメンタリー映画『Super/Man: The Christopher Reeve Story(原題)』の初予告編が米国で公開された。
本作は、『スーパーマン』シリーズの主演で大スターとなった後、1995年に起きた乗馬事故で首から下が不自由になったリーヴが、妻のダナと共にクリストファー&ダナ・リーヴ財団を設立し、障がい者の権利の保護や支援に注力した活動、家族や友人との絆などが感動的に綴られる。
ドキュメンタリーは未公開のホームビデオをはじめ、リーヴの3人の子どもたちが父親について語ったインタビュー、リーヴの親友だった故ロビン・ウィリアムズやオスカー女優のスーザン・サランドンへの取材、リーヴのリハビリ映像などで構成されている。
「僕は、自分の人生と、みんなの人生を台無しにしてしまった。スキーも、セイリングも、ウィルにボールを投げることも、ダナと愛し合うことも、もうできない……」。悲劇的な事故を経験して身体の自由を奪われながらも、決して希望を失うことなくチャリティ活動に心血を注いだリーヴと、彼を支えた愛する人の姿。「彼女に言われた言葉に、命を救われたのです。“まだ、あなたがいる。私は、あなたを愛しています”」。
「ヒーローとは何か?僕の答えは……、ヒーローとは、後のことを考えずに、勇気ある行動を取る人のことでした。でも、僕のその考えは完全に変わりました。ヒーローとは、どんなに圧倒的な障害を前にしても、耐え忍ぶ力を身につけた、普通の個人のことです。」
監督を務めたのは、ドキュメンタリー映画『マックイーン:モードの反逆児』(2018)『ライジング・フェニックス:パラリンピックと人間の可能性』(2020)で共同監督を務めたイアン・ボノート&ピーター・エテッドギー。製作は、Passion PicturesとMisfits Entertainmentが担当し、提供はDCスタジオ、HBOドキュメンタリー・フィルムズ、CNNフィルムズ、Words+Picturesによる。
なお、新DCユニバースの第1弾映画『スーパーマン(原題)』には、リーヴの末息子で、米ABC Newsのジャーナリスト・特派員として活躍しているウィル・リーヴがテレビレポーター役でカメオしており、DC作品でリーヴのスーパーマンとしてのレガシーが受け継がれている。
『Super/Man: The Christopher Reeve Story(原題)』は、2024年9月21日に米国公開され、リーヴの誕生日である9月25日に再上映の予定。
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