【公式が異常】日清がチキンラーメンのタマゴをきれいに作れる『しろたまメイカー』を開発したらしい / 使ってみた正直な感想
週明け、事務所に行くと私のデスクにダンボールが置かれていた。送り主は「日清食品」となっていたが、そういえば先週メールが来ていた……気がする。
気を利かせてカップめしでも送ってくれたのか? それともサンプリング用の新商品だろうか? とりあえずダンボールを開封してみると……え?
やだ、ちょっと怖い。
こちらをガン見していたのは、チキンラーメンのひよこちゃん。そこはかとなくサイボーグ感が漂っているのは気になるが、日清から送られてきたなら公式アイテムなのだろう。
・しろたまメーカー?
で、メールを読み返してみたところ、どうやらこれは「チキンラーメン」のタマゴをきれいに白く作れる『しろたまメイカー』なるガジェットらしい。メールには「世界初!」や「革新的ガジェット」などと威勢のいい言葉が並んでいた。
発表によると『しろたまメイカー』は「CMのように上手くチキンラーメンが作れなくてガッカリ」といった声を受けて、開発に着手。1年以上をかけて、しろたまを失敗しないガジェット『しろたまメーカー』が完成したという。
また『しろたまメイカー』が抽選で1000名に当たるキャンペーンも実施するとのこと。そんなに欲しい人がいるのかはさておき、ものは試しで『しろたまメイカー』を使ってみることにした。で、使い方は以下の通り。
チキンラーメンをセット。
たまごを落とす。
ふたをかぶせる。
頭部を開いて熱湯を注ぐ。
頭部を締めて3分待つ。
3分後……。
ふむ。
やや想像とは違うが、確かに白身はきれいに出来ていた。私がもっと上手にたまごポケットに玉子を落とせば、CMのような白くてきれいなタマゴが出来上がっていたのだろう。だがしかし……。
・確信
身も蓋も言い方になるかもしれないが『しろたまメイカー』を使った私は率直にこう思った……。
これ、いる?
日清の意味不明な情熱には敬意を表するが、味はいつものチキンラーメンと1ミリも変わらない。さらに使い終わった後、どのパーツをどこまで洗っていいのかもよくわからなかった。
加えてそれなりに場所を取ることを考えると、熱狂的なひよこちゃんマニアでない限り『しろたまメイカー』を持て余してしまうのではないだろうか? なにせチキンラーメン専用ガジェットなのだから。
『しろたまメイカー』を使ってみた感想としては「確かにきれいに白いタマゴは作れる……がしかし!」といった感じ。1年以上をかけて開発しただけあって、確かに優れたガジェットではあった。
最後に、私が普段から思っているが、この件でより深い確信に至った所感を述べてこの記事を終わりにしたい。
日清は異常!
──完──
参考リンク:日清食品
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.