ご当地ジーンズのススメ!
はじめまして、ソトコトペンクラブ会員番号31番の永原真幸です。会員番号って、おニャン子クラブみたいでいいですね。テンションが上がります。若い世代の人は分からないと思いますが……。
こちらでは、地元関西の話題を中心に私が大好きなローカルの話題についてつれづれなるままに書いていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。
記念すべき一回目に取り上げるテーマは、「ご当地ジーンズ」です。ご当地~といえば、ラーメンに代表されるようなご当地グルメが有名です。それと同じように、全国各地にはその土地ならではの特徴がある「ご当地ジーンズ」があります。ここでは、私が持っているものを紹介したいと思います。
1.isaジーンズ(高知県黒潮町)
こちらのジーンズは、高知県黒潮町の工房で作られています。ブランド名の「isa」は鯨の古名である勇魚(いさな)からとっているそうです。ジーンズの顔と言うべき、後ろの皮パッチやお尻のポケットにはクジラの尾っぽのマークがついています。これが太平洋を感じさせて素敵だなぁと思います。実際に黒潮町ではホエールウォッチングができるそうで、町のサイトにはツアーについての情報が掲載されていました。いつか、isaジーンズを穿いてホエールウォッチングをしてみたいと思っています。
isaisa,shallotfarm,じぃんず工房 | デニム高知県唯ーのジーンズ専門工場、じいんず工房大方から2009年に誕生したオリジナルブランド『isa』. 黒潮町の自社工房で熟練の職人が開発から縫製まで行います。ジーンズは…
2.毘沙門天ジーンズ(新潟県妙高市)
こちらは、新潟県妙高市のマルニジーンズさんが作っているものです。後ろの皮パッチに越後の戦国武将上杉謙信が旗印にした毘沙門天の毘の文字が刻印されています。また、お尻のポケットには刀の模様の刺繍があって、これが格好いい! 上杉謙信好きの私は、催事で見つけて、迷わず買っちゃいました。
もう一つの大きな特徴は、出荷前に地元妙高の雪解け水に漬け込み、雪にさらしているところです。この作業が独特の風合いを生むとホームページには書いていました。実際の効果については、正直分からないのですが、同じ新潟の調味料「かんずり」みたいで面白いなあと思いました。ホームページに作業の動画があるので、興味がある方はご覧ください。
MARUNI-JEANS
MARUNI-JEANS新潟県妙高市マルニジーンズ
3.ONOMICHI DENIM PROJECT(広島県尾道市)
最後に、私の一番のお気に入り、ONOMICHI DENIM PROJECTのジーンズです。こちらのジーンズの特徴は、尾道で働く方が実際に一年間着用されたユーズド品だということです。もちろん、定期的に洗濯されているので清潔です。
大工、畳職人、バリスタなど様々な職業の人が穿かれています。そのため、その職業特有の動き(例えば、しゃがむ動作が多いなど)が色落ちに反映されて、ジーンズを唯一無二のものに変えています。ちなみに、私が持っているのは「ラムネ職人」の方が穿いておられたものです。ラムネのケースを抱える事が多かったため、膝の辺りにその時の跡が残っています。
ジーンズを通して、尾道の方と繋がっているような感覚が持てることも、ここの商品の魅力だと思います。次に尾道に行く機会があれば、このジーンズを穿いて、ラムネを飲みに行きたいと思っています。
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以上、私が持っている「ご当地ジーンズ」を紹介しました。もちろん、これらは氷山の一角。全国には魅力的なジーンズがいっぱいあります。ご自身の出身地や思い入れがある土地のジーンズを身につけたらその土地をより身近に感じることができる、かも。これも一つの「関係人口」の在り方かもしれませんね。