下北沢のおすすめ台湾グルメ3店。ランチにもカフェに利用したい、本格派の味わい
下北沢で台湾料理といえば、総業30 年以上の『新台北』がある。それに追随してか、または偶然か、ここ数年で台湾を味わえるスポットが増えてきた。このままもっと増えて、下北沢がリトル台湾になる日も近い?
台湾出身の店主が故郷の味を再現『猫米(マオミイ)』
店主のチョウ・リーシンさんは台湾出身。「日本ではこれまで中華料理にくくられることも多かったですが、もっとみんなに故郷の味を知ってもらいたいと思いました」。鶏肉(ジーロー)飯は魯肉(ルーロー)飯と並ぶ定番料理で、もとをたどれば台湾南西部に位置する嘉義(ジアイー)市の名物だった。ご飯の上に細く割いてゆでた鶏がどっさりのせられ、頬張るとうまみがじわじわ~。鶏皮から抽出した鶏油でエシャロットを揚げて作ったタレも香る。
『猫米』店舗詳細
猫米(マオミイ)
住所:東京都世田谷区北沢4-17-7/営業時間:11:30~15:30(土・日は~19:00)/定休日:火・水/アクセス:小田急電鉄小田原線・京王電鉄井の頭線下北沢駅から徒歩9分
穏やかな大豆の風味にときめく『New Far Eastern Style Cafe 明天好好(ミンテンハオハオ)』
目当ては、台湾で食べられている味を忠実に再現したというこちらの豆花(トウファ)。つるんとした舌触りと口の中でゆっくり大きく膨らむ大豆の風味に癒やされる。日本ではスイーツとして知られるが、台湾では低カロリーな軽食としてもおなじみ。クコの実、ナツメなど漢方でも使われる食材や、プラントベースも取り入れられていて、食べ終わるころにはなんだか心も体もスッキリしている。
『New Far Eastern Style Cafe 明天好好』店舗詳細
明天好好(ミンテンハオハオ)
住所:東京都世田谷区北沢3-19-20 reload下北沢 1-14区画/営業時間:11:00~18:00/定休日:火/アクセス:小田急電鉄小田急線・京王電鉄井の頭線下北沢駅から徒歩6分
本場さながらの屋台料理を満喫『台湾綺鶏(タイワンキッチン)』
「父は銀座で台湾料理店を営み、シェフをしていました」と店主のキョ・イシさん。子供のころに家族で台湾から来日し、父の背中を見て育ったという。キョさんの魯肉飯は、三元豚のバラ肉とネックをブレンドして使い、ほどよい脂の甘みとしっかりした食感が満足度をぐっと上げてくれる。鶏もも肉を包丁で広げ、衣をカリカリに揚げたザージーパイにかぶり付けば、じゅわっと肉汁がにじむ。
『台湾綺鶏』店舗詳細
台湾綺鶏(タイワンキッチン)
住所:東京都世田谷区北沢2-12-15/営業時間:11:00~20:00/定休日:月休/アクセス:小田急電鉄小田急線・京王電鉄井の頭線下北沢駅から徒歩2分
取材・文=信藤舞子 撮影=高野尚人