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多頭飼育が向いていない『おひとりさま猫』の特徴6選 1匹飼いのメリットと注意点もご紹介

ねこちゃんホンポ

多頭飼育が向いていない「おひとりさま猫」の特長6つ

猫は本来、単独で生活する動物です。そのため、自分のペースで生活することを好む猫も珍しくありません。

以下に、多頭飼育が向いていない「おひとりさま猫」の特長をまとめました。

1.警戒心が強い

警戒心が強くデリケートな猫は、新しい環境や他の猫に対して警戒を抱きやすい傾向があります。そのため、多頭飼育を始めるとストレスを感じてしまいがちです。新参者に対して威嚇や唸り声をあげるほか、自己防衛のために攻撃を仕掛けることもあります。

2.独占欲が強い

飼い主を独占したい気持ちが強い猫は、他の猫と一緒に暮らすことを嫌がる場合があります。他の猫に飼い主の注目を奪われることに嫉妬し、ストレスを感じてしまうのです。まるで人間の兄弟のようなキモチになってしまうのですね。

3.縄張り意識が強い

縄張り意識が強い猫は、自分のテリトリーに他の猫が侵入することを嫌うため、多頭飼育を始めると、自分の縄張りを守ろうとして他の猫と争う可能性が高くなります。

とくに未去勢のオスの猫は縄張り意識が非常に強く、「未去勢オス×未去勢オス」の組み合わせは避けるべきと言えるでしょう。

4.病気や怪我をしている

病気や怪我をしている猫は、他の猫と一緒に暮らすことで症状が悪化する可能性があります。また、他の猫に病気をうつしてしまう可能性もあるため多頭飼育には向いていません。一時的な病気で完治すれば多頭飼育も検討できますが、慢性的な病気を抱える場合は控える方がベターです。

5.高齢猫

高齢猫は、若い猫に比べて体力や免疫力が低下しています。多頭飼育を始めると若い猫にペースを乱されたり、病気をうつされたりする可能性があり、健康寿命に直結しかねないので控えましょう。

個体差はありますが、「子猫×高齢猫」の組み合わせは高齢猫への負担が非常に大きくなって、ストレスや体調不良の原因になります。

6.子猫の頃から1匹で飼育されている

生まれたての子猫の頃から1匹で飼育されている猫は、他の猫と接する機会が少なく、社会性が身についていない場合があります。そのため多頭飼育を始めると他の猫とのコミュニケーションがうまくいかず、ストレスを感じたり、顔を合わせるたびに闘争する可能性が高いでしょう。

猫の社会化期は生後3週~7週ほど。つまりまだ目も開かない、もしくは目が開いたばかりの状態から1匹で過ごしている猫は、社会性が乏しくなってしまいがちです。

猫の1匹飼いのメリット

多頭飼育だけでなく、「おひとりさま猫」であっても以下のようなメリットがあります。

✔猫のペースで生活できる
✔ストレスが少ない
✔健康管理がしやすい
✔飼育費用が抑えられる
✔猫との絆を深めやすい

基本的に「ほかの猫を必要とする猫(兄弟や仲間たちと長い間過ごしていた猫など)」以外の猫たちは、多頭飼育するより「おひとりさま」のほうがメリットが大きいかもしれません。

上記のようなメリットや先住猫のタイプも踏まえ、本当に多頭飼育が必要なのか考えてみましょう。

猫の1匹飼いの注意点

猫の1匹飼いにはメリットだけでなく、以下のようにいくつか注意点もあります。

運動不足になりやすい

1匹で飼育する場合、運動不足になりやすい傾向があります。そのため飼い主が積極的に遊んであげたり、運動できる環境を整えてあげる必要があります。

人間がかまいすぎる

猫の1匹飼いでは、飼い主が過度に愛情を注ぎすぎてしまう傾向があります。常に猫を気にかけ必要以上にかまってしまうと、かえって猫にストレスを与えたり、自立心の発達を妨げてしまうので注意しましょう。

依存しやすくなる

1匹飼いの猫は飼い主への依存度が高くなりやすい傾向があります。他の猫がいないため、飼い主との関係が密接になりすぎて、分離不安を引き起こしてしまうのです。愛猫がいくらかわいくても、わがままには応えず、適度な距離感と自立心を育みましょう。

まとめ

猫にはそれぞれ個性があり、多頭飼育が向いている猫もいれば、1匹で飼育する方が幸せな猫もいます。「ひとりだと寂しくない?」と思う方もいますが、猫はもともと単独動物であり、必ずしも「ほかのだれかと一緒にいたい」とは思っていません。

「おひとりさま」を好む猫の場合は、無理に多頭飼育をするのはかえってストレス源となるので、1匹で飼い主がじっくりと愛情を注いで育ててあげるほうがいいでしょう。

1匹飼いでも飼い主さんの愛情と適切なケアがあれば、猫は十分に幸せに暮らせます。

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