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『仮面ライダーガヴ』最終回、重い運命と覚悟を背負ったショウマのラストバトル。お菓子と仲間の絆でつながる感動のクライマックスを振り返る!

アニメイトタイムズ

写真:アニメイトタイムズ編集部

1年間にわたり放送された『仮面ライダーガヴ』が、ついに最終回を迎えました。毎週の展開に心を揺さぶられ、画面の前で一喜一憂した日々――それはきっと、ファン一人ひとりにとってかけがえのない時間になったはずです。筆者自身もリアルタイムで応援し続け、『仮面ライダーガヴ』と共に過ごした1年はたくさんの思い出でいっぱいになりました!

最終回を前に、「あのキャラクターはどうなるのか」「物語はどんな結末を迎えるのか」と胸を高鳴らせていた方も多いでしょう。この記事では、その最終回の振り返りを中心に、ショウマたちと過ごした“まぶしくて戻らない瞬間”をあらためて噛みしめていきたいと思います。

※この記事には、最終回を中心に本編のネタバレが含まれます

守りたいものが交差する、ショウマとストマック家

最終回は、ショウマとランゴの最終決戦から幕を開けます。ショウマが「人間界と大切な人を守りたい」と願っていたのと同じように、ランゴもまたストマック家と“自分の幸せ”を必死に求めてもがいていた――譲れないものを抱える2人の戦いに、胸が締めつけられた方も多いのではないでしょうか。

途中、羽根を覚醒させたランゴに苦戦しつつも、なんとか倒したショウマ。

一方で、仮面ライダーヴァレン/辛木田絆斗(からきだ・はんと)に挑むのはジープとリゼル。リゼルの父・ボッカを討った仇としてヴァレンを追いますが、絆斗は「このままグラニュート界へ戻れ」と声をかけます。母を奪われ、敵討ちのために身体を改造してまで仮面ライダーとなった自身を二人に重ね合わせ、優しさゆえに掛けた言葉でした。しかしその思いは届かず、ジープはヴァレンに倒されてしまいます。

ジープの最期は、双子の姉・シータに重なるようなものでした。シータが命を懸けて弟を守ったように、ジープもまたリゼルを守って散り、「シータの気持ちが分かったよ」と涙を流します。かつて「ずっと一緒だって言ったのに、どうして死なせてくれなかったの」と嘆いたジープ。けれど同じように“誰かを守る”ことで、その苦しみは癒されたのかもしれません。このシーンに筆者も思わず涙をこぼしました。

ランゴとジープが倒れたことで、ショウマを除くストマック家は全滅。人間界が闇菓子の脅威にさらされることは、ついになくなったのです。

思い出と絆が力になった最終決戦!

ランゴとショウマの戦いで特に胸を熱くしたのは、仮面ライダーガヴの怒涛のフォームチェンジ!

強化フォームのマスターモードから始まり、体調が悪いときに支えてくれたブリザードソルベフォーム。幸果と共に作ったケーキの記憶が宿るケーキングフォーム。絆斗との絆を思い出すチョコダンフォーム。初期の戦いを思い出させるふわマロフォームやザクザクチップスフォーム。そして、すべての始まりであるポッピングミフォームへ。

恒例の「どうする?」という問いかけと、1話から続く攻撃前のかがんだポーズ。ショウマが歩んできた時間そのものが、最終決戦の一瞬に重なります。

母・みちるが愛したお菓子、自身の運命、そして共に過ごした人々の思いを背負い、ショウマは全身全霊で戦いました。みちるが愛した人間界に来て、大切な仲間が増え、守るものが増えたショウマ。“ぜんぶ守ると決めたら強くなるしかない”――その覚悟と成長が凝縮された、まさに集大成のバトルとなりました。

チームはぴぱれ、奇跡の全員生還!

先週、絆斗とたくさんの人々(人プレス)を守るために、大勢のエージェントを引き受けたラキア。「無事でいてほしい」と願った視聴者も多く、SNSでも「絶対に生き残ってほしい」という声が溢れていました。

そんな心配をよそに、ラキアは見事にエージェントを撃破。さらに人間界へつながる扉を次々と破壊し、グラニュートの侵攻を食い止めました。落下する場面では一瞬ヒヤッとさせられましたが、最後にはグラニュート界で静かに暮らす姿が描かれ、胸をなでおろした人も多いはず。

グラニュートであり、かつ元敵組織・ストマック社の一員だったラキアは、最もその行方が案じられていた存在でした。だからこそ、最終回で「チームはぴぱれ」が全員そろって生還し、笑顔で幕を閉じてくれたことが何よりも嬉しかったです。

さらに、ショウマがはぴぱれの一員として、みんなを幸せにできるお菓子・光菓子の開発に励む姿も描かれ、人のために走り続けるショウマの明るさが、最後の最後までまぶしく輝いていました。

まだまだ続く『仮面ライダーガヴ』の物語!

劇中で次作『仮面ライダーゼッツ』へのバトンタッチも行われ、まさに大団円と呼ぶにふさわしい最終回。しかし『仮面ライダーガヴ』は、ここで終わりではありません! ファイナルツアーの開催に加え、本編ラストではVシネクスト『仮面ライダーガヴ ギルティ・パルフェ』の制作が発表。さらにゴチゾウが主役のスピンオフ『ゴチゾウパーティ』の映像も公開されました。

『ギルティ・パルフェ』では、絆斗の身体に起こった重大な異変を巡る物語や、グラニュート界に戻れなくなったリゼルのその後が描かれる模様。

「最後だけど、さよならじゃない」――そんな希望を抱かせてくれる展開に、胸が高鳴ります。引き続き、『仮面ライダーガヴ』の物語を楽しんでいきましょう!

[文/五六七 八千代]

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