SNS型投資詐欺で5200万円だまし取られる 妙高市の60代男性
妙高警察署は2025年4月22日、新潟県妙高市に住む60代の男性が、SNS型投資詐欺で現金約5200万円をだまし取られる被害に遭ったと発表した。
発表などによると2月下旬、男性のSNSに「ファッションデザイン会社の社長」を名乗る人物から「友達になりましょう」という趣旨のダイレクトメッセージがあった。1か月近くやり取りをする中で、メッセージアプリに誘導され、「叔父が金融アドバイザーのアナリストチームを組んでいる。叔父の指示通り投資すればもうかる」などと投資の誘いを受け、「叔父」と称する人物を紹介された。
男性は「叔父」を名乗る人物とやりとりを重ね、指定された投資関係とみられるアプリを登録。3月下旬、指定された口座に現金20万円を振り込むと、男性の口座には利益として1万円が振り込まれた。
その後も「投資キャンペーン」などの名目で投資を誘われ、4月15日までの間、指定された口座に計11回にわたり、合計約5200万円を振り込んでだまし取られた。
アプリ上では4億円の利益が出ていることになっており、出金しようとしたところ手数料として多額の費用を要求されたことから不審に思い、家族に相談して被害に気付いた。
同署では「面識のない相手にはすぐに振り込まずに詐欺を疑い、投資先や会社が実在するかなども確認して、警察に相談してほしい」と注意を呼び掛けている。