米民主党がNY市長選とニュージャージー、バージニアの知事選でも勝利
アメリカの民主党がニューヨーク市長選とニュージャージー州、バージニア州の州知事選挙でも勝利した。11月11日「長野智子アップデート(文化放送)」では、株式会社溜池通信の代表取締役・吉崎達彦がこの問題について語った。
鈴木アナ「去年は大統領選挙、来年は中間選挙、アメリカは今、谷間のオフ・ザ・イヤーです」
吉崎「ただ、このオフ・ザ・イヤーの選挙は結構大事で、4年前もそうだったんです。大統領選挙の次の年っていうと、あるのはニュージャージーとバージニアの知事選とニューヨークの市長選。この3つくらいしかないんですよ。ところが4年前の2021年、バイデン政権でしたけれど、この時にグレン・ヤンキンっていう無名の共和党新人が出てきて勝っちゃったんです。この人やり方がうまくて、トランプさんに気に入られるようにしながら、選挙の応援にはトランプさんを絶対呼ばない。そして何を選挙のテーマにしたかというと教育問題。ちょうどコロナが大変だった時期に『皆さん、知ってますか?我々の子どもは小学校、中学校で物凄い変なこと教わっているんですよ』と言うんです」
長野「変なこと?」
吉崎「『極端な左寄りの教育が行われているんですよ』っていうのをやったら無茶苦茶ウケちゃったんです。これが4年前の話」
長野「その話の流れからいくと、今年は全部民主党が勝ちましたよね。どんなメッセージを打ち出したんですか?」
吉崎「共和党の候補者はトランスジェンダー問題とかで攻めるわけですよ。ところが今年は全然ダメでした。逆に民主党の候補者は物価高一本やりみたいな攻め方をすると大差で民主党が勝っちゃうわけです。ニュージャージー、バージニアともに去年の大統領選挙だとカマラ・ハリスさんが大体4~5ポイント差で勝ってる州です。ところが今年の州知事選では10何ポイント差で勝ってるから完全に1年間で雰囲気が変わっちゃったんです」