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サイコロ給に恋愛勝負休暇?イマドキ福利厚生

TBSラジオ

働き方も多様化する世の中、フリーランスの人口も増加し、
来月には、フリーランスを保護するため、取引の適正化や就業環境の整備を図る新しい法律も施行されます。
そんな中で、ユニークな福利厚生などの制度で、社員たちの心を掴んで離さない企業があります。
「サイコロ給」と言う制度を取り入れている、面白法人カヤックの梶 陽子さんのお話しです。

サイコロ給

面白法人カヤックの梶 陽子さん

サイコロ給っていうのは、月給×サイコロの出目のパーセンテージをかけたものを毎月ボーナスとして、寄付する制度になっています。例えば月
給30万の社員であれば、6が出たら1万8000円、

逆に1が出ると3000円というような形で賞与が出るという制度です。
サイコロ給を実際にもらうのには、スマイル給と拳(こぶし)給っていうのを誰かにプレゼントしなきゃないんですね。
このスマイル給っていうのはありがとうの気持ちで、その人のいいところを書いて、拳給っていうのはもっと変えて欲しいなってところを書くっていうのを毎月これも決まっていて、サイコロ給自体っていうのは給与としてもらえるので嬉しいんですけど逆にそのスマイル給と拳給も楽しみにしていて、ありがとうって言われるっていう非金銭的な報酬っていうのも非常にモチベーションに繋がってます。

・ITを使って、コンテンツの企画や製作を行っている企業なので、社員の9割がクリエイター。
・クリエイターたちが楽しく働いて良いアイディアを出せるようにと創業から始まった制度だそうですが、社員は270人。270人が月末サイコロを振ると。
・またこの報酬を受けるためには、感謝を伝えたい人、また改善して欲しいことがあると伝えたい人にそれぞれスマイル給、拳給としてメッセージを送らなくてはいけない。

ここまではサイコロを振って決まるボーナスのお話しでしたが、
続いては、面白制度を32個設けている、株式会社サニーサイドアップ
綱川 文也さんのお話しです。

株式会社サニーサイドアップ 綱川 文也さん

このサニーサイドアップにはメンバーの声をもとに作られたユニークな福利厚生制度32の制度といったものがあります。
例えば「幸せは歩いてこない制度」といって、月に平均1万歩歩くことによって報奨金3200円が支給される制度、あとは「寝る子は育つ制度」といって、月に平均7時間の睡眠をとることで、報奨金3200円が支給される福利厚生制度といったものがあったりします。
どちらもスマホのアプリで数値を管理して、こういった健康面のサポートを行う福利厚生から他にも、恋愛勝負休暇制度でメンバーの恋愛を応援したり、告白プロポーズするというときの勝負日に休暇を取得できるといった制度で、恋愛勝負休暇を使った人に関しては歴代で過去に1名、それは成功したっていうふうに聞いてます。

・会社名サニーサイドアップにちなんで、健康管理をするとサニー・・・3200円が貰える制度や、世の中にアンテナを張って、最新のエンタメをインプットするために、映画やライブなどの一部が支給されるなど、手厚い制度が盛りだくさん
・綱川さんがよく使用している制度は、健康診断でAを取るためにジムやサウナに行く費用を一部負担してくれる、「目指せAからだ制度」と言うもの。
・また、支給するだけではなく、恋愛で勝負をかけたいときに取る「恋愛勝負休暇」や、「失恋休暇」などもあるそうです

社員は嬉しい手厚い制度盛りだくさんですが、社員は360名。
会社として大きな負担では?と思ったのですが、嬉しい効果もあるそうです。
再び綱川さんのお話しです。

今年入社してきた社員の方はおよそ30名程度の社員になんですけど、いずれの新入社員の方も恋愛勝負休暇であったりとか、ユニークな制度っていうのを知っていて、入ってきてくださるっていうのが結構多いかなといった印象は持ってます。そういったところはやっぱり制度が魅力になってるんじゃないかなというふうには思ってます。
もちろんフリーランスとしての良さっていうのもあるとは思っているんですが、会社ならではの良さっていうのも、間違いなくあるなと感じていて、会社であったり仕事にやっぱり苦しく追い込まれる方もいるのかなというふうに思っていてそういう人が出てくるんじゃなくて、今の所属している会社のような形で、仕事とプライベートの両立っていうのが人生の糧になるような、何か世の中全体でそういった支援をしてくれる会社っていうのは増えてほしいなというふうに考えています。

人材不足が各地で問題になっている今「こんな制度があるなら入りたい!」と志願してくる人も多い。一種の会社のPRにもなっているそう。

また、会社に属しながらプライベートと仕事の両方を充実されられると言う事で、社員の満足度も高いとのことでした。

(TBSラジオ『森本毅郎・スタンバイ!』取材:竹内紫麻)

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