「夏の北海道で絶対食べたい!」ウニたっぷりの海鮮丼で今ここだけの喜びを 積丹~小樽の日帰りドライブ旅
あっという間の北海道の夏。この時期に食べたいものと言えば、そう…ウニ!!
ウニ好きにとって、夏の積丹町はまさに聖地。6月下旬から8月にかけては“積丹ウニ”の旬!濃厚で甘みのあるウニを、たっぷり味わいたい!そんな夢を叶えに日帰り旅へ行ってきました。
「北海道って、やっぱりすごい」と思わず言いたくなる、夏の贅沢ドライブコースをご紹介します。
まずは開店時間を目指して積丹へ!
札幌中心部から約1時間半。開店時間を目掛けて積丹へ向かいます。
今回訪れたのは、積丹町の住宅街の一角に佇む「食事処 純の店」。豊富なメニューで観光客はもちろん、地元の方からも愛されるお店です。
営業開始は午前11時。この日は平日でしたが、11時過ぎに到着して既に5組程度待ちがいる状況でした。でも、回転は早めなので少し待つと順番が。日差しを遮るものがないので、お店の前で待つときは日傘か帽子があるほうが安心です。
席に座って冷たい麦茶を飲みながらメニューを見ると、ウニ丼だけではなく色んな組み合わせメニューが…!
ウニはもちろん、いくらも食べたい、ぷりぷりの甘えびも捨てがたい…迷いに迷い、そんなワガママを叶えてくれる三浜丼(ウニ・甘えび・いくら)をチョイス。
ツ・・・・・ツヤツヤだぁぁぁぁ!!!!!!
惚れ惚れするような美しさがたまりません。まとまると小さく見えますが、ウニもしっかりと量が入っている上に、甘えびは15本近く入っています。幸せ…!ずっと見ていたい気持ちになりますが、早速いただきます。
ウニはひと口食べると磯の香りが広がります。臭みは全くなく、後味もさっぱり。濃厚で甘みのある味わいは、今、ここでしか食べられない喜びがいっぱいです。
ウニはもちろん、いくらも甘えびも負けていません。
いくらはもちろんプリプリで、ウニとの相性も抜群。甘えびは、醤油をつけなくても十分と感じるほどの素材の甘み。北海道を全身で感じる最高の時間でした。
「純の店」の海鮮丼は、酢飯を使っているんですが、この「酢加減」が絶妙!酸っぱさを感じない程度のほどよい加減で、海鮮の味わいを邪魔せず、引き立ててくれます。
こちらはウニ・いくらに加えて鮑が贅沢に入った「積丹丼(夏)」。鮑はコリコリ食感を楽しめますが、固すぎず、噛むほど甘味を感じます。
さらにこの店の売りは、海鮮だけではありません。海鮮丼や定食に加え、揚げ物や生姜焼き定食なども絶品なのです!
大人気の「ザンギ」を追加で注文。こぶしほどの大きさの大きなザンギが5個も入っています!
外はサクっとクリスピー、中は熱々ジューシー…北海道のザンギといえば醬油ベースのものが多いですが、こちらは塩ベース。それでも下味がしっかりと染み渡っているところはまさにザンギ!シンプルこそ最強!と言える名品です。
オーナーの菅野さん曰く、今年の夏も暑さの影響で海水温度が高く、ウニの獲れる量が少ないため、どうしても価格が高くなってしまうとのこと…バフンウニは特に水温の影響を大きく受けるそうです。うに丼を始め海鮮丼の価格は毎日入荷に合わせて変更しており、今年は概ね8~9,500円前後で推移しているとのことでした。
また、夏のウニがやはり人気で来客が非常に多いですが、秋冬にかけて減少傾向とのこと。秋はお店で漬けたいくら、冬に旬を迎える鮑など、その時々の季節で旬の食材が提供されるので、夏も、それ以外の季節にも、ぜひ足を運んでみるのはいかがでしょうか。
個人的にはすべてのシーズンで通いたい…と思わせてくれるお店でした。
店舗情報
【食事処 純の店】
〇住所:北海道積丹郡積丹町大字美国字船澗42-20
〇電話番号:0135-44-3229
〇営業時間:火~金・土・日曜日 午前11時~午後19時頃
※終了時間は日によって変動する可能性があるため、お電話にてお問合せください。
〇定休日:月曜日
食後は「積丹ブルー」を眺めながら小樽方面へドライブ。新スポットの道の駅に立ち寄って、さらにスイーツまで満喫しました。つづきは後編の記事でお伝えします。
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文:Sitakke編集部YASU子
※掲載の情報は、取材時(2025年7月)に基づきます。