災害時のペットどう守る 支え合う仕組みも議論
「第3回鶴見区発災時のペット対策勉強会」が2月1日、区役所で開かれた。
これは、震災などの発災時にペットとの避難方法や対策を学ぼうというもの。
ペットは飼い主には家族同然の存在だが、災害時に避難する地域防災拠点には動物が苦手な人やアレルギーを持つ人もいるため、ペットは別の場所で飼育する必要がある。
これまでの勉強会では、九州医療科学大学の加藤謙介教授を招いて能登半島や熊本地震の際の様子や、鶴見区の災害時ペット対策などを学んだほか、発災時に区内で助け合えるネットワークづくりについても話し合ってきた。
この日も約20人が参加し、ネットワーク立ち上げについて具体的な案などを話し合った。この話し合いを受け、区は今年6月に立ち上げを予定。区の担当者は「ペットに関わる様々な立場の人たちがネットワークでつながることで、平時から具体的なペット防災対策が進み、発災時には助け合い、災害を乗り越える力になれば」と話した。