日本の「食の父」偲ぶ 村井弦斎まつりに千人
平塚市に居を構え日本の食に大きな影響を与えた明治のベストセラー作家・村井弦斎を知ってもらう「村井弦斎まつり」が9月29日、村井弦斎公園(八重咲町)で開催され1112人が来場した。主催は村井弦斎まつり実行委員会(高久直輝実行委員長)、平塚市教育委員会。
弦斎に関する資料の展示や、著書『食道楽』の言葉を引用した食育かるたの体験、弦斎再現料理の販売などが行われた。今年は『食道楽』の出版120周年を記念して、10冊限定で来場者へ同書籍が贈呈された。
高久実行委員長は「文化的な香りがするこのまつりを来年以降も続けていきたい」と話した。