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　物価高が続いています。年の瀬が近づいて、日々のニュースが年末年始の食卓にどう影響してくるのかも気になるところ。ホタテなどの海産物や、豚肉、鶏肉、卵などの価格は今後どうなるのか、マルコストアーの山川悟史社長に聞きました。

ホタテ、カキ、肉や卵の価格は？

　まずはホタテから。

　この日の価格は250g入って1706円。身も大きくておいしそうですが、ちょっと高く手を出しにくいですよね…。

　山川社長によると、やはり「今年はめちゃくちゃ高い」とのこと。

　ただ、11月19日、中国が再び日本産水産物の事実上の輸入停止を発表しました。前回、輸入がストップしたときにはちょっと安くなったような印象がありますが、「年内はもう安くなることはない」とのこと。

　「前回の問題があってから海外の輸出も中国向けが減って、他の国に輸出することが増えている。また、全国的にホタテが不漁で絶対量が昨年より少ないため、値段が高い状態が続く」のだそう。

　冬の味覚といえば、カキ。

　瀬戸内海でカキが大量死というニュースもありますが、「今のところ北海道のカキは、価格が大幅に上がったという話はない。ただ、今後本州に品物がなくて北海道産の需要が高まると、高騰する可能性もある」とのこと。

　逆に値段が下がっているもの、今お手頃価格なものも教えてもらいました。

　マルコストアーには日々、市場でバイヤーが仕入れた魚がズラリ。中でも青森産の刺身用「メジマグロ」がオススメなんですって。

　一口いただいてみると、さっぱりしているけれど、うま味がすごい！「刺身や漬けで食べるのが最高」とのこと。

　小さく見えますが、おろしてみるとかなりボリュームがあって、家族で食べてもおなかいっぱい食べられそう。
　
　マルコストアーでは無料でさばいていただけます。うれしいですね。

　続いて、お肉。お肉は全体的にちょっと高いなという印象ですよね。「小さなパックのもので我慢している」という方も多いのでは？

　豚肉は7月に史上最高値を更新というニュースがありましたが…。

　「豚肉は飼料の高騰に加えて、夏の暑さの影響で生まれた豚の数が減少し、子豚の育ちも悪く1頭から取れる肉の量が減っているため、高騰している」といいます。

　ただ、マルコストアーでは「豚肩肉切り落とし」が100g116円。しかも「ふらのポーク」。

　「本日の特売品」とありますが、毎日この価格なんですって。

　安さの秘密を聞いてみると「企業努力」の一言。「利益率は大きく下がっているんですが、お客さんがたくさん来て買い上げ点数が増えてるので、何とかなっているという状況」と山川社長。

　大手のスーパーなどは100ｇ130円台のものや、アメリカ産など海外産のものはありますが、「ふらのポーク」で116円はかなりお買い得ですね！

　「道民なのでなるべく北海道のお肉を食べてもらいたいという思いもあって、努力しています」と話してくれました。

　続いては鶏肉。

　全国で鳥インフルエンザが流行している影響は？

　「現時点ではあまり影響はないが、円安や物価高で生産コストが上がったのが原因で、昨年と比べると2割ほど値段が上がっている」のだそう。

　これからクリスマスなどで需要が高まりますが、マルコストアーでは鶏むね肉が100gあたり税抜88円（税込95円）。そして、鶏もも肉も同じ値段！

　この価格は安すぎ！

　「家庭で鶏肉の需要は多いと思う。たくさん食べていただきたいので、利益度外視で、今のところ毎日販売している」と山川社長。

　さらに、鶏肉に関連して「卵」。“エッグショック”という言葉もありますが…。

　「北海道ではそこまで大きく減ってはいない。ただ本州が品薄なので、北海道から本州に送られて道内も品薄になっている。ただ、2年前のように卵がなくなることはないと思うので焦らず冷静に買い物してほしい」とのことでした。

マルコストアー本店
住所：札幌市北区篠路2条5丁目
営業：午前10時～午後8時
　　　（日曜日は午前9時から営業）

みんテレ11月25日OAのものです。
（上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください）