Yahoo! JAPAN

『ダウントン・アビー』キャストがクリエイターとの再タッグを望まない理由

海外ドラマNAVI

Photo:© Carnival Films

英国の邸宅で繰り広げられる貴族と使用の関係を描き、世界的な大ヒットとなった『ダウントン・アビー』。その人気を受け、ドラマシリーズと同タイトルの映画第1弾と続編『ダウントン・アビー/新たなる時代へ』も公開されたが、キャストの中にはクリエイターのジュリアン・フェロウズとの再タッグを望まなかった人もいたという。

【関連記事】『ダウントン・アビー』マシュー役ダン・スティーヴンス、12年前の降板を振り返る

体を締め付ける衣装を着たまま待機

米TV Tropesによると、フェロウズは番組の終了が近づくにつれて撮影中に脚本を書き直すようになり、キャストはコルセットなど体を締め付ける1900年代初頭の衣装を着たまま、熱いライトの下で待機せねばならず、多くの主要キャストから不満の声が挙がっていたとのこと。

またキャストは、他の仕事で『ダウントン・アビー』に復帰できなかった時に、そのキャラクターをフェロウズが劇中で殺してしまうことにも辟易し、シリーズが終わる頃には、二度とフェロウズと仕事をしないと誓う人が少なくなかったと伝えられている。

映画シリーズに続投しなかったキャストには、ローズ役を演じたリリー・ジェームズやヘンリー・タルボット役のマシュー・グード、従者ジミー・ケント役のエド・スペリーズらがいるが、特に彼らはフェロウズに対する不満は口にしていない。

対して、映画2作に料理長助手のデイジー・メイソン役で続投したソフィー・マクシェラは、使用人の衣装を時代に見合うように見せるために、洗濯が出来なかったと明かしたことがある。2013年に英Daily Mailのインタビューでソフィーは、「衣装を洗わないから臭うんです。脇の下に縫い付けられた妙なパッチがあって、それを別々に洗うんです」と説明していた。そのパッチ以外は洗濯できないため、キャストは汗臭い衣装を身に着けて撮影しなくてはならなかったようだ。

『ダウントン・アビー』が映画第2弾で有終の美を飾った後、フェロウズは1880年代のアメリカを舞台にした時代劇『ギルデッド・エイジ -ニューヨーク黄金時代-』を製作し、シーズン3へ更新された。その他にもフェロウズが製作総指揮を務める、19世紀ロンドンの超高級住宅街ベルグレービアに暮らす新婚カップルを描く『ベルグレービア 秘密だらけの邸宅街』が、スターチャンネルにて配信中だ。

『ダウントン・アビー』全シーズンと映画シリーズ2作は、U-NEXTにて配信中。また、映画第3弾が、本国イギリスで2025年9月12日に劇場公開予定。(海外ドラマNAVI)

【関連記事】「マギー・スミスに捧げる」『ダウントン・アビー』映画第3弾への思いを“息子”が語る

【関連記事】エンディングが神がかってる海外ドラマ【5選】

Photo:© Carnival Films

【関連記事】

おすすめの記事