名古屋弁!?他県民の知らない「愛知の方言」ランキング【学校編】
愛知県には名古屋弁、尾張弁、三河弁など様々な方言があります。他県民はもちろん、実は同じ愛知県民といえども聞いたことがないユニークな言い回しもたくさん!そこで今回は、特に学校で使うような方言に注目しランキング。ウェブアンケートにて総勢9861名に調査した<名古屋弁!?他県民の知らない「愛知の方言」ランキング【学校編】>、発表します!
※記事中の人物・製品・サービスに関する情報等は、記事掲載当時のものです。
【名古屋弁!?他県民の知らない「愛知の方言」ランキング【学校編】】
第1位 ダツリ(昇降口)(1395票)
第2位 ひきずり(鶏肉を使ったすき焼き※給食に出る)(1198票)
第3位 ピー(じゃんけんのチョキ)(885票)
調査方法:株式会社CMサイトがインターネットリサーチした結果を集計。
※有効回答者数:全年代の男女(性別回答しないを含む)9861名/調査日:2024年9月4日
“脱離”に少し近いかも?! 1位は「ダツリ」(昇降口)!
<投票者のコメント>
「聞いても何回も聞き直すと思う」
「名古屋には5年ほど住んでいたんですけども…知りません」
「外国語のようです」
クラスの友達に「授業後はダツリに集合」と言われたら、あなたはどこに向かいますか?「ダツリ」は方言で「昇降口」のことなんです。漢字で書くと意味がわかりやすく、「ダツリ」は「脱履」。「脱ぐ」と「履く」という文字を見れば、各クラスの下駄箱が立ち並ぶ「昇降口」がすぐに思い浮かびますね。愛知県の中でも西部の一部地域でよく使われている方言なので、同県人でも聞いたことがない人が多いかもしれません。今後も大事にしていきたい、レアな学校方言です!
養鶏が盛んな愛知県ならでは!2位は「ひきずり」(鶏肉を使ったすき焼き※給食に出る)!
<投票者のコメント>
「引きずりまわすのかな?と…まさか鶏料理とは思いませんでした」
「すき焼きとは思わなかった」
「鶏肉を使ったすき焼きがあることにまず驚きましたし、ひきずりって何を引きずるのかと思った」
給食の献立表に「ひきずり」と書いてあっても、他県民にはどんなメニューか想像が難しいですよね。「ひきずり」は方言で「鶏肉を使ったすき焼き」のこと。愛知県は養鶏が盛んで、調理法も様々。鍋の上で鶏肉をひきずるようにして焼いて食べたことから、「ひきずり」になったという説があります。愛知県には大みそかに「ひきずり」を食べる風習もあり、その年のやり残したことを断ち切り、新年を新たな気持ちで迎えるという意味合いがあるそうです!
“グリコ”では“チョコレート”が“ピーナツ”に!3位は「ピー」(じゃんけんのチョキ)!
<投票者のコメント>
「初耳では理解困難」
「名古屋出身だけどじゃんけんのピーが名古屋弁だったことは知りませんでした」
「グー・チョキ・パーは何て言うのですか?グーピーパーかな?」
学校で、人気献立のおかわりや余ったデザートをかけて行われる給食じゃんけん。愛知県では「グーチョキパー」ではなく「グーピーパー」になります。一説には「ピー」は「ピース」が由来との説も。その他、「グリコ」と呼ばれるじゃんけん遊びでは「チョキ」なら「チ・ヨ・コ・レ・イ・ト」の6歩進めますが、愛知県では「ピ・ー・ナ・ツ」の4歩になったり、2組にグループ分けをするときは、「グー」と「ピー」を使って「ぐっぴー」と呼ぶ地域もあるそうです!