ライアン・レイノルズ&ヒュー・ジャックマンと『デッドプール&ウルヴァリン』監督が再タッグ、元アイドル中年の再結成を描く映画が準備中
『&ウルヴァリン』のライアン・レイノルズ&ヒュー・ジャックマンとショーン・レヴィ監督が再タッグを組む。撮影は1年以上先の開始となりそうだが、その内容が明らかになった。
2024年11月、新作映画として「脚本の執筆に一年を費やしています。自分自身とヒュー、ショーンのために映画を書いているんです」と明かしていたレイノルズ。黄金トリオによる企画のが届いた際、映画のテーマなどは不明だった。
米によると、そのタイトルは『Boy Band(原題)』。中年になった元ボーイバンド(=アイドルグループ)のメンバーが再結成を果たす物語だという。同メディアによるインタビューで進捗状況を訊かれたレイノルズは、「第二稿を書いています。第1稿は最高で、お気に入りの脚本家の一人であるジェシー・アンドリュースが執筆しました。今は独りです。まだ日程も何も決まっていないし、少なくと1年間は何も撮影しません」と報告した。
レイノルズが言及したアンドリュースは、『ぼくとアールと彼女のさよなら』(2015)の原作者で、映画版で脚本も担当した人物。脚本の執筆は順調に進んでいるようだが、撮影開始は少し先になると見てよさそう。
「中年になった元ボーイバンドのメンバーが再結成する物語」とのテーマのみを切り取ると、コテコテのコメディ映画となることが想像できる。しかし説明によると、思春期に特異な体験をしたボーイバンドのメンバーの内面を掘り下げる内容になるようだ。レイノルズは、ボーイバンドのメンバーたちの多くは、頼りにしていたマネージャーに裏切られるなど辛い体験をし、黄色い声を上げるファンに自分の価値を委ねるような環境では、精神的な成長が妨げられてしまうことがあると説明。常にアイドル時代と結び付けられてしまう彼らが40代や50代になり、自分の人生を取り戻そうとする姿を描くとし、「そこには何か美しいものがあると思います」とコンセプトを語った。
そのほかには、『Boy Band』は低予算で製作し、予算の大半を有名俳優のギャラに使うような作品にしないとも明かしたレイノルズ。「ショーンとヒュー、僕は、この映画を極力コストを抑えて製作するクリエイティブな方法を考えています」とも述べている。
現時点では、レイノルズとジャックマンが元ボーイバンドのメンバーを演じるのかどうかは不明。いずれにせよ、1日も早く撮影開始となることを期待したい。
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