戸塚警察署 冷静対応で信頼得る ５年目の江上彩音さん
戸塚警察署・地域第３課勤務の５年目、江上彩音さん（25）。同署の頼れる若手のモットーは「冷静沈着」だ。
パトカーで戸塚のまちをパトロールしながら、昼夜を問わず目を光らせ続ける江上さん。「事件・事故は警察にとって日常でも、区民の方にとっては非日常。どんな場面でも冷静に対応することで、安心感を与えられる存在でありたい」と意気込む。
女性の存在必要
横浜市内で一番面積の大きな戸塚区では、必然的に行動範囲も広くなる。「事件・事故は時間通りには起こらない」と語る江上さんの一日は、当直であれば朝から翌日の同じ時間まで、緊張感ある状態が続く。
時には、江上さんが現場に急行しなければならない事案も。「被害者や被疑者が女性の場合、女性警察官が対応することもあります」。いまだ男性が多い警察官の中でも、女性の存在は貴重だという。
｢この人なら大丈夫｣
日々職務をまっとうする中でうれしいことは、区民からの労いやお礼の言葉。一方「『女性で大丈夫？』という不安を感じ取ることもある。それでもあくまで、淡々と業務にあたります」とどんな状況でも動じない。
５年目を迎えた今、次の目標は「区民の皆様、仕事の同僚にも『この人なら大丈夫』と思ってもらえるような警察官になること」と前を向く。
