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吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな【吉森HCで竿頭を獲るぞ!:第4回】

TSURINEWS

ジャスト50枚だった(提供:週刊へらニュース編集部・関口)

テーマは「吉森HCで竿頭を獲るぞ!」。前回ではエサに関して少しだけ深掘りしたが、今回はウキの動きとアワセの見極めについて。やはりトップトーナメンターが考えていることは凡人の記者にはよくわからんな(笑)。

疑問点をぶつけてみた

前回は吉田のセットエサについてちょっとだけ深掘りした。

もっと追い込んでくれよ的なリクエストに応えたいところであるが、いかんせん記者のレベルが低く質問しようにも何を聞くべきかわからないのが実情だ。

しかし、たとえセット釣りとは言え、ウキの動きを見ていれば多少は疑問が湧いてくるもの。そこで今回は実釣時にあれっ?と感じた点をピックアップしてみたい。

ウキを吉田作センシービレ2→1番へ

午前中の序盤戦だったろうか、ウキのナジミが悪くなった。当然、ウキは動くがアタリは出づらくなり、アタっても空振りが目立っていた。

ウキケースを取りだしたので記者はてっきり番手を大きくするものと思ったが、吉田は何と小さくすると言いだした。

吉田康雄

「おそらくですがナジミを悪くしている正体は、ジャミが交じっているせいだと思うんです。ウキの動きからも、そんな感じがしましたから」

だからウキを大きくしてジャミの層を速く突破させるんじゃないの?

竿8尺メーターセットで絞る(提供:週刊へらニュース編集部 関口)

吉田康雄

「いえ、ヘラの反応が悪い、または寄りが悪いせいでジャミが勝負スペースに入り込んでしまっていると思うんです。であれば、ヘラの反応を今よりよくする方向に持っていきたいんです」

それがフォールスピードだって言うの?

吉田康雄

「はい。もちろんほかにも手だてはありますが、まずはこれをやってみようということです」

その差は歴然だった。再開直後から強いアタリが出るようになり、カラツンをもらいながらもカウンター数は伸びた。

なお実釣開始前、吉田は使うであろうウキのエサ落ち目盛は事前に調整済み。ゆえに交換の手間も最小限でエサ打ちは即座に再開。よって中断による釣況変化は、ほぼほぼ無視していいレベルだったことを付け加えておきたい。

それってアタリ?

吉田の釣りを見ていると、それってアワせるアタリなのと思える動きが何度もあった。「だからアワせているんです」と吉田は当然のような顔だったが、記者にはアタリに見えなかった。ところが現実は、そのような微妙な動きで何枚もヒットさせていた。

こういう時に動画なら説明もしやすいのだが、言葉で表現すると誤解を招くかもしれないことをあらかじめ忠告しておきたい。

変化系のアタリでゲット(提供:週刊へらニュース編集部 関口)

どんな動きだったかというと、いわゆるナジむ速度の変化だ。

たとえば、触りにより下バリがアオられてトップが数mm持ち上がったとしよう。そこから通常であれば食わせ(下バリ)の重さによって再びナジミに入る(オモリの真下に移動する)はずだが、この入る速度が想定より変化すると大抵の場合、吉田はアワせていた。

聞きアワセ的にそっとアワせるのではなく、ズバッと決めた時と同様のアワセ方だ。つまりアタリだと確信してアワせていることになり、実際そのようなアタリで数枚はモノにしていた。

これってハリスが張っていないからこそのアタリってこと?

吉田康雄

「はい!このアタリを取りやすくしたいがためにグラスムクのトップを使っているんです。ズバッと入るアタリは誰でも取れますが、それだけを狙っていては人より数は釣れません」

つまり、食いアタリにはそのような微妙な動きも含まれているってことだよね?

吉田康雄

「はい。とくに厳寒期の釣りでは大いにあり得ることであり、これをアタリとして認識できるような動きを出してくれるウキと、アタリを見きわめる目とアワセが数釣りの世界では求められるんです」

なるほどね。オレには関係ない世界だな(笑)。

吉田康雄

「でしょうね。野の釣りでこんなアタリをアワせたらスレさせる要因になりかねませんし、そもそも関口さんが使っているような極太トップのウキではアタリにならないでしょう」

悪かったよ、鈍感ウキでね。

吉田康雄

「いえいえ誤解しないでください。出ないからこそ食いアタリだけを選別できるんです。それに野でスレをかいたらその時点で終了の危険性がありますが、釣り堀であれば魚がいるのでスレは怖くありません。つまり土俵が違うんですよ」

よっしゃ!であれば次回は季節も春真っ盛りのはずだから「大海原」で遊んでみるか!

吉田康雄

「楽しみですー」

次回は「春の霞ヶ浦でエンジョイ!」です。

<週刊へらニュース編集部 関口/TSURINEWS編>

この記事は『週刊へらニュース』2025年3月21日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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