広島ドラフト2位ルーキー・佐藤柳之介がプロ初先発、安定感抜群の中日・松葉貴大と左腕対決
前回二軍戦で9回1死までノーヒットノーランの佐藤
広島のドラフト2位ルーキー・佐藤柳之介が29日の中日戦(バンテリンドーム)でプロ初登板初先発する。
東陵高から進学した富士大で北東北大学リーグ通算11勝を挙げた左腕。4年秋にはチームの優勝に貢献し、MVPと最優秀防御率に輝いた。
開幕一軍入りは逃したものの二軍で10試合に登板して2勝1敗、防御率2.95。前回6月18日の阪神戦では9回1死までノーヒットノーランの快投を見せ、9回124球で完封勝利を挙げた。
球持ちが良く、スピードガン以上に速く感じさせるストレートが武器。上位がひしめき合う大混戦のセ・リーグを抜け出すためにも、待望の新戦力がどこまで通用するか楽しみだ。
7勝4敗、防御率1.54の松葉
一方、中日は松葉貴大が先発する。今季は13試合で7勝4敗、防御率1.54。6月は4試合全てハイクオリティスタート(7回以上自責点2以下)で防御率0.93と安定感抜群だ。
ここまで通算55勝を挙げているが、自己最多はオリックスに所属していた2014年の8勝。プロ13年目で自己最多更新だけでなく、初の2桁勝利も見えてきた。
さらに今後の成績次第で最多勝や防御率などのタイトルも狙える位置にいる。相手先発のルーキー左腕に、これぞプロという投球を見せつけるか。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
巨人・赤星優志-DeNA・A.ジャクソン(東京ドーム)
ヤクルト・P.アビラ-阪神・伊藤将司(神宮)
【パ・リーグ】
西武・渡邉勇太朗-日本ハム・達孝太(ベルーナドーム)
ロッテ・田中晴也-ソフトバンク・東浜巨(ZOZOマリン)
オリックス・東晃平-楽天・藤井聖(京セラドーム大阪)
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記事:SPAIA編集部