第5回流山手話フェスタ2024をレポート。デフリンピックを応援しよう!【流山市】
ろう者のオリンピックともいわれるデフリンピックが、今年11月15日から東京で開催されます。これを応援する流山市デフ協会主催のフェスタが、去る1月19日に流山市生涯学習センターで開催されました。
みんなでデフリンピックを盛り上げよう
デフ(deaf)は英語で「耳がきこえない」という意味です。
デフリンピックは「きこえない・きこえにくい人のためのオリンピック」として、1924年にフランスで第1回大会が開かれました。
それから100年目の開催となる「東京2025デフリンピック」は、70〜80の国と地域から約3000人の選手が参加予定。
競技種目は21種目です。
競技の合図や指示は、光や旗、国際手話で行われ、試合中の選手たちはアイコンタクトや動作などでコミュニケーションをとるなど、デフスポーツならではの面白さがありますが、オリンピックやパラリンピックに比べて知名度は約3割と低いのが現状です。
多くの人に知ってもらうことを願い、選手をはじめ関係者は熱心に周知活動を行っています。
流山市デフ協会会長の小野寺夏樹さんは「デフリンピックの開催は、聴覚に障害のある子どもたちに大きな夢を育んでくれます。流山市でも、デフリンピックを盛り上げるさまざまなイベントを企画しますので応援してください。全ての子どもたちが夢を持てる社会が真の豊かな社会だと思います」と話しました。
皆が個性と力を発揮できる共生社会を
バスケット選手として2009年と2013年にデフリンピックに出場した鈴木裕加さん(流山市在住)は、「東京デフリンピックは通過点です。きこえの有無にかかわらず、個性と力を認め合う共生社会を流山市でも前進させるのが私たちの夢です」と話します。
フェスタでは、ろう者空手指導の先駆者である高橋朋子さんが主宰する、ろう者のための空手道場「朋心会」と、流山市内の空手道場「流山市拳成会」の子どもたちが空手演武を披露しました。
舞台を見た人からは「どの子もとても力強くりりしいですね。感動しました」との感想が聞かれました。
(取材・執筆/敏恵)
※問い合わせ
メールアドレス/nagareyama_deaf@yahoo.co.jp
流山市デフ協会 小野寺